エンジニアと正面から話をするマーケティング
これは業界によると思いますし、一概によいこととはいえないかもしれませんが、ワタシの場合、気が付いたら何だか技術的に非常に深いところまで突っ込んでエンジニア系の方とお話をすることがあります。ITや通信の世界が決して嫌いではないというベースはありますが、時々「元々開発とかやってたんですか?」と聞かれることもあります。
いえいえ、全然ちがいますよ~。ベタベタの文系です(笑
忘れもしません。共通一次の数学で23点(笑
小学校のとき、二桁の分数の計算で算数を挫折したワタシは、結果的にコテコテの文系人間として育ってしまいました。正確に言うと、知識としての理科系一般は好きですが、計算式が出てくると目が泳ぎます。ただ、感覚的にわかる部分というのが比較的多いらしく、数式を元に答えを出せ系の話でなければ結構ついてゆけました。でも、所詮その程度。通常の試験、更には入試とかになるともうまったく歯が立ちません。
ワタシの場合、大学入試の頃は共通一次試験が実施されていた時期なのですが、5教科7科目を受けることが前提であったその頃。絶対にマトモに点を取れないのを判っていたのですが、まぁ話にネタにと受けてみました。仲の良かった物理の先生に「お前は理科2科目で合計100点取れたら上出来だよ」と言われていましたが、実際に自己採点してみたら99点。ふっふっふ。完璧だ。
ただ、凄い落とし穴がありました。数学です。200点満点だった数学で、満点はヤマのようにいましたし、0点とか100点とかはそれなりに一杯いたわけですが、私の場合、何処をどう思い出して自己採点しても、23点。どういう理由で23点だったか良くわからないのですが、その点数だけは良く覚えています。
ま、ココでは点数自体はどうでも良いのですが、要は少なくとも学校の勉強としてはまったく数学的な素養が無いらしいということは間違いないということです。
ま、それでも技術的なことに感覚で付いてゆけるところってのがそれなりにあるもので
計算しろといわれると辛いのですが、何故か通信もITも感覚的についてゆけてる風に立ち回れるのは、なんなんでしょうね?とりあえず現状の周囲を見ると、無線工学やら電気工学を真面目に勉強し、かつその分野で仕事してる人たちと感覚の部分では話が通じる。
もちろん、設計しろとかテストしろといわれると困るわけですが、起きてる現象とかの説明は一応できたりするんで、それを元になんとか渡り合っているっていう感じ。あとは経済的な背景とか、ビジネス的にどうよといった知識は頑張って集めているんで、そのあたりとのあわせ技って感じでしょうか。
その意味では、「門前の小僧」なのかもしれません。
で、それが出来るかどうかがマーケティングの担当として何処に役に立つか
とりあえず邪魔にはなりません。それだけは間違いない。で、本質的なところの流れにさえ追いついてゆけていけるのなら、多分間違いない。詳細はさすがにプロに任せたほうが絶対に間違いないから、必要以上に深追いしない。気になればちょっと詳しいことは聞いたりするけど。
で、そこの議論についてゆければ、営業サイドの要求と開発や研究サイドの事情や理論との間に横たわる溝にかかる吊橋くらいにはなれるかな?というのが自分のモチベーション。
間違ってないと思うんだけどなぁ。