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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

やっちまいました...人生初の自己都合飛行機乗り遅れ(長文注意)

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おはようございます。

今日はこの後、高知県に行って来ます!明日は高知テクニカルセンターの開所式。高知県知事と市長と一緒にテープカットなるものをやるそうです。

===ほぼ毎朝エッセー===

最近よく話題にしていた飛行機乗り遅れの夢。飛行機に乗るのだけど、いろいろな予定が次々に出てきて、まったく飛行場の方に行けないというような夢です。ちょっと違っていましたが、ついに現実化してしまいました。

バンガロールから東京に来るには直行便がないので乗り継ぎをします。今回のインド出張は、行きは成田からデリーの直行便、水曜日夜にはデリーからバンガロールに移り、土曜日の昼、バンガロールから成田に向かいました。経由地はクアラルンプールです。

クアラルンプールの飛行場には思い出があります。2002年にポーリングの通信を思いついた飛行場ですから。タイレストランでビールを飲みながら思いついた通信方法が未だに使われています。そんなノスタルジックな気持ちで到着したのです。

乗り継ぎ待ち時間は飛行機が30分ほど遅れたので3時間半です。ターミナルビルが異なるので、シャトルに乗って移動します。ゆっくりKindleでも読みながら待つしかありません。出発時刻は22:50です。切符には22:20と搭乗時刻が印刷されています。ゲートを確認するとC34と。手書きで切符に書き込みます。

インド時間は日本との時差が三時間半。マレーシアと日本は時差が1時間。スマホは現地で時間が自動補正され、スマートウォッチにもそれが反映されます。到着時間は夕方の7時半頃でしたから3時間ほど待てば搭乗です。お酒を飲みながらのんびりします。「ゲートの変更はないよな」。そう思い、ディスプレイでゲート番号を確認します。「Narita行き、23:20と。ん?ゲートが変更になっているな。C12か。共同運航便はJALで表示されたり、MHで表示されたりするのがややこしいんだよな」。などと内心思います。

22:50です。免税品でも買おうかな、のんびりC12に向かいます。荷物チェックに長蛇の列ができています。クアラルンプールとかシンガポールでは搭乗の直前に手荷物検査があるのです。便利なのか不便なのか、合理的なのかどうか。そんなことを思いながら並びます。

セキュリティチェックが済み、待合所に入ろうとパスポートと搭乗券を見せます。すると「ん?これはJALですよ」とチェックをしてくれた女性が言います。「え?これはマレーシア航空の共同運航便じゃないのですか?」そう聞くと、「いえ、JALはJAL。これは別の便ですよ」と。急いでゲートを確かめてもらうと「C34」と。なんと、変更されていなかったのです。

いかんいかん。そう思いながら小走りにゲートに向かいます。到着します。殆ど人がいません。セキュリティチェックを通ろうとすると「おたくは添乗員かスタッフですか?」などと聞かれ、「いや、この飛行機に乗ろうとしているんだけど...」そう応えます。すると陰の方から日本人女性がやってきます。「あのぉ、坂本さんですか?」と。

すごく申し訳なさそうな表情のその女性から出た言葉が衝撃でした。「もう飛行機は出発してしまいました」。一瞬何が起きたかが分かりません。「えっ?出発は23:20じゃなかったでしたっけ?」時間は23時過ぎ。すると、「いえ、出発は22:50ですね...」と。とても申し訳なさそうに言われます。「ギリギリまでお待ちしていたのですが...。あと、手荷物は下せました」と。私は飛行機を遅らせる迷惑なヤツになってしまっていたのです。

呆然とします。人生初の自己都合での飛行機乗り遅れです。飛行機遅延による乗り継ぎ逃しは何度かありますが、自己都合は初めてです。真っ先に思ったのは、最近トルコで飛行機に乗り遅れたGさんや、上海で寝坊して飛行機を逃したAさんのミスです。もう彼らのことを笑えません。人って咄嗟のときに何を思うのか、面白いものですね。

さて、気を取り直してその後の手はずを聞きます。荷物が下ろされているので一度入国をする必要があるようです。そして切符の買い直しです。もし、直接購入した切符であれば航空会社で変更してくれるとのことだったのですが、代理店での切符購入だったので、その変更には代理店を絡ませる必要がると。

とりあえず、切符を買い替えて一番早く戻れる方法を案内してくれます。翌朝の8時に全日空、お昼頃発でマレーシア空港、そして、丸一日後のJAL。その三択となりました。丸一日後だと、高知行きが難しくなります。JALの値段も24万円ほどだと。入国審査への途上でアプリで全日空をチェックしてみます。運よく開きあり。ビジネスクラスで11万円しないくらいでした。即決済。朝8時の航空券は手配できました。8時間待ちです。

入国審査では飛行機乗り遅れによる入国だと伝え、気の毒そうな表情をされます。荷物引き取り所にある、空港の事務所で荷物を戻してもらう必要があります。荷物センターでは、沢山の人たちがなんだか騒然としています。どうやら、とても長く待たされているようです。職員はマレー流のマイペース。一人の職員などは12時になったからと、自分のハンドバックを小脇にカウンターを閉めて帰ってしまいました。そのうち職員との待っていた男性との怒鳴り合いが始まります。気持ちは良く分かります。

並んでいた自分の番が来ました。すると、横から中国人女性があんた整理券を持っていないじゃないかと、割り込んできます。どうやら整理券方式になっていたようです。ちなみにその女性の番号は全然順番になっていないのですが、どさくさに紛れて自分の順番を勝ち取ってしまいました。さすが...。整理券を発行する機械で番号を発行。ここはのんびり待つことにします。なにせ時間はたっぷりあるのだから。(笑)。

夜中の1時頃でしょうか。順番が回ってきました。荷物と無事に再開。とりあえずは一件落着。朝8時の便なので、朝5時にはチェックインできます。あと4時間。とりあえず入国します。飛行場の施設の中。とりあえず小腹が空いていることに気が付きました。麺のお店があります。台湾牛肉麺を食べます。そこでそのまま座っていると2時に店を片付けるからと退去させられました。

飛行場の建物の中を放浪します。出国カウンター近くではどのベンチも寝ている人でいっぱいです。とりあえず入国のフロアに移ります。そこもベンチは満席です。座りたい、横になりたい。別なフロアに行きます。ありました。ベンチ。そこで荷物を手で押さえながら横になります。一瞬落ちました。気持ちがいいものです。

朝の4時半過ぎ、そろそろカウンターが開くかなと出国フロアに行ってみました。カウンターはまだ無人です。でも、自動チェックインの機械があります。荷物を預けないのであれば、これで行けます。3つになるのですが、手荷物で持ち込むことにします。お土産を買っていたら袋が一つ増えたと言えばきっと大丈夫でしょう。やってみるとチェックインできました。

出国審査、そしてラウンジに向かいます。「よーし。ビールでも飲んで少しでも寝るぞ!」。そう思ったのですがさすがマレーシアはイスラム国。基本的にお酒はダメ。朝にはお酒のコーナーは閉まっていました。仕方がないので、水を飲んでフルーツを食べて時間を待ちます。

朝7時過ぎ。今度は絶対早めに行くぞ。搭乗口に行き、少しまって、飛行機に無事搭乗できました。「あとはぐっすり寝ていこう!」すこし仮眠したら朝食の時間です。念願のビール。ところが隣のアメリカ人と軽く話したら、その後、話が実に盛り上がってしまいました。成田に着いた頃にはFacebookでお互いの連絡先を交換したりしたのです。

リムジンバスで最寄り駅に着き、妻に迎えに来てもらい、お風呂に入って夕食をたべて、気がついたら今朝でした。高知行きの準備をして出発。そして【朝メール】作業。膨大な待ち時間と忙しさ。いったい何なのでしょうね(笑)。

結局、何で搭乗時間を間違って覚えていたのかが分かりません。どうやら、ディスプレイでNarita行きのゲートをチェックしている間に記憶が塗り替わってしまったようです。さらに時差やら頭がぼーっとしていたのでしょう。

お疲れ様でした~!

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