バーレインでCACHATTOのインストールのいきさつ
おはようございます。
外は少し蒸し暑いシンガポールから!
===ほぼ毎朝エッセー===
「中東のビジネスって、家族関係がとても重視されているようですね。だからなかなか入り込めない。そんな中で、Rさんが、あそこまでもっていくのには、見えないところでものすごく頑張ったと思うんですよね。ここでインストールに失敗したら申し訳ないという気持ちでいっぱいでした」
先週バーレインでCACHATTOのインストールを実施した社員のSがインストール時の苦戦について言っていました。Rさんとは、オーストラリア人社員のTをハーバードビジネススクールのエグゼクティブコースに送ったときの同級生です。彼はCACHATTOを何とか自分の会社のIT商材にできないかと奔走しているモーリシャスの人です。昨年末に家族会に招待していたので、何人かの人は話をしたと思います。
今回、中東の7ヶ国に展開しているある会社が、CACHATTOの概念に惚れてくれ、早速代理店契約をしてくれただけではなく、さらにトライアルを行いたいということで今回の中東出張につながったのです。Sは続けます。
「あのJava Connectionエラーが出ると対処ができなくなってしまうんですよね。Linuxでコマンド操作をして、というあたり、難易度高いです。CACHATTOはハマるとぜんぜん簡単導入なんかではない。今回は初めてがっつり3日間、まるでSIerのようでした。
初日にはつながらず、翌朝は5時に目が覚めてしまって、手順書を準備して、再チャレンジ。結局は原因が違うところにあったので手順書は約に立たなかったのですが...。SEグループのYさんと、その後ろで誰だかがサポートしてくれていたと思うんですが、ものすごく助かりました。結局証明書の問題を遠隔操作で日本での真夜中までサポートしてもらい、ようやく解決しました。
三日目にも『あれにつながらないか』『これはできないか』『ユーザー登録を教えて』と、結果的には教育と設定を兼ねたような作業になりましたね。
最終的には38人を登録して、バーレイン人だとかアラビア人だとかインド人だとかが、CACHATTOでスマホを見ながら『動いた動いた』と喜んでいる様を見るのは嬉しかったです」。
Sは昨日、シンガポールでのお客さん訪問の帰り道、一挙に吐き出すように、バーレインでのことを報告してくれました。どうやらなかなか大変な3日間だったようです。ですが手ごたえもあり。アラビア界隈の英語にもなかなか苦戦したようです。その後も先方から、質問のメールなどが矢継ぎ早に来ているようです。かなり真剣に取り組んでくれているお客様に巡り合えました。
中東への展開は、その文化が家族関係を中心としたビジネス展開の難しさからか、他製品がなかなか入り込めていない様子です。CACHATTOの概念的評価がとてもよかったと。
「Tがとても喜んでいました。かなりうれしいと思うんですよね。ついにたどり着いた有望な市場。モーリシャスのRさんもここにもってくるまでどれだけ裏で動いてくれていたか」
細い糸でつながってそこから発展していきますね。強い意志をもってその糸を手繰っていく。そもそもTをハーバードに送っていなければできなかったコネクションです。Rもハーバードのコネクションを活用しながら広げています。何がどうつながっているかわからない。
だから面白い。人生やめられませんね。