なんとなく億劫、なんとなく恥ずかしい、が生み出す日本人独特の壁
おはようございます。
曇り空。最高気温は29℃の予報です。
===ほぼ毎朝エッセー===
□□仲間なんだから!
昨日、技術グループの月次報告会で衝撃的な話をSさんがされました。とても大切なことだと思うのでここでシェアいたします。
あるe-Jan関連の台湾人が、Facebookで誕生日にもらったメッセージに中国語で返事をしていたものを翻訳してみたとのことです。
以下引用==>
本当のことを言うと、日本の生活は大変だと感じました。
言葉の壁・文化の壁、何度かとても辛いと感じました。
「この壁を越えられないのかな?」
「台湾に帰ったほうが良いのかな?」
いつもそんな声が心の中に響いています。
時々寂しさを感じていました。
でも、皆さんからのメッセージを見て、もっと頑張れると思いました。
「誕生日おめでとう」のメッセージや声を掛けてくださった皆さん、
本当に有難うございました。
これからも宜しくお願いいたします。
<==以上引用終わり
「これ、誰のことだか分かりますか?」
Sさんにそう問いかけられて、しばらく考えてみます。「あの退職者のことかな?」などと思っていたのです。すると、彼女はしばらく間をあけた後、一言。
「Rさんです...」
そして続けます。
「あの誰もが社交的だと思っているRさんです」
衝撃的でした。Sさんは続けます。
「昨日もリラックスペースで、Rさんが別テーブルで一人でご飯を食べていました。他のテーブルでは日本人が2-3人で談笑しているのです。これって、どう思われますか?」
「彼らも日本語を話す機会が欲しいはずです。技術の皆さんの仲間です。皆さん日本語で話しかけるようにこころがけることはできないものでしょうか?」
あまりの正論、あまりに見て見ぬふりをしていたことへの鋭い指摘です。それを凛として口にしたSさんの勇気と決意。月次報告会ではそれについて、誰も何も返事ができませんでした。
==
日本での技術者不足から技術者を台湾の大学卒業者から採用し始めて早2年。例年台湾から数名入社してもらっています。e-Janの将来のためにもとても大切な彼らです。仲間としてしっかりと受け入れてあげることを、皆さんにお願いしたいです。この先、国際的な多様性無くして、会社は成り立たないのですから。
台湾からの新卒生たちは、就職という未知の体験だではなく、異国での未知の生活にもチャレンジしているわけです。自分が逆の立場だったら、その大変さは想像つきますよね。新社会人としての生活を定着させるだけでも一大事ですから。その中で会社でも、一部の人としかコミュニケーションが無いという状態だったらどうでしょう。上記のコメントにつながるのも当たり前ですね。
社内ではYさんとかSさんとかがよく声をかけてくれているのは気が付いていました。でもマジョリティの人々は、「なんとなく億劫」とか「なんとなく恥ずかしい」と思って、壁をつくっていたようです。だから声をかけないのでしょうか。それは「日本独特」の、国際的には理解されない悪い癖です。癖は気が付けば直せる。だから直していきましょう。
私も、7月から開発グループが役員担当部署になり、各メンバーと話していて驚くのが、殆ど、会社の製品についてもお客さんについても何も知っていない状態であるということでした。やらされ仕事ではつまらない。当たり前のことですね。猛省しています。
そして皆さん一人ひとりのご協力をお願いします。今までにない、多国籍チームが、言葉や文化の壁を乗り越えて、ノビノビと明るく働く新しい世界を創りたいじゃないですか!
休日遊び企画もよろしくお願いしますね!
(※今朝は社内向けメッセージ転用で失礼します)