重大な問題による昨晩の緊急リリースのこと
おはようございます。
うす曇りの朝。今朝の朝焼け雲の色はピンクでした。
===ほぼ毎朝エッセー===
□□昨晩の緊急リリース
昨日午後、リリースの手順を踏んであるCACHATTOの新バージョンプログラムをGoogle Playへと公開。夕方6時。あるお客様から電話が入ります。バージョンアップ後にアプリがクラッシュすると。
そのお客様、通常であれば運用担当のシステム子会社を通じてのサポートへの連絡、という手順を踏むのですが、ことの重大さを先方が察してくれたのか、企画の方から直接うちの営業へと連絡をくれました。
残っていた技術陣・サポート陣が急きょ問題をチェック。あるバージョンでのある設定での特有な設定のときに発生するリグレッションと分かります。特有な設定とはいえ、お客様が多数いるため、影響範囲は大きくなる可能性もあります。すぐさま解決策も完成したので、急きょ夜中に再リリースを実施するということになりました。
運が良かったのは、お客様が「これはヤバイ」と、連絡のアクションを取ってくれたこと、それが、夜に対応できるギリギリのタイミングであったこと、そして、修正版がすぐ様リリースできたので、最小限の出血で止まったことです。
今回のトラブルでは、リグレッションを起こしてしまったこと、ユニットテストで確認が漏れてしまっていたこと、テストケースを全て実施していなかったこと、などなど、反省すべきことが多々あります。これは仕組みとして、ルールとして、フローとして実装することが重要です。
リリースが立て込んでいたことは言い訳にはできません。そして、問題を個人の責に求めるではなく、会社の仕組みの欠如の問題として捉えています。ただ、こういうときに「自分たちのこと」として責任感高くチームで動く現場の人たちの姿勢にはつくづく助けられます。私はその間、トラブルの発生を知らずにジムで汗を流していました(恥)。
一方、いいニュースもあります。
お客様との協調関係と、日々いただける鍛錬で、CACHATTOの創り込みももう13年になります。地道な努力なわけですが、じわじわとご評価もいただいているのでしょう。
今年度は多数の人数追加案件をいただけており、9月に入ってからも、5年の長期契約で大型の新規案件、3年の長期契約で中央官庁の新規案件、あるいは4年前に解約されたお客様が10倍以上の規模になって戻ってきてくれたりしています。
まさに多数のお客様による叱咤激励をいただいている日々です。そのような実感です。深謝します。
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※20140905 13:08 間違いを修正しました 「止血→「出血」