オルタナティブ・ブログ > 坂本史郎の【朝メール】より >

ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

シンガポールでのEmployment Pass取得と銀行口座開設の任務完了!

»

おはようございます。

雲の少なめの朝。これからお天気は崩れるとか。

===ほぼ毎朝エッセー===

シンガポールにとんぼ返り出張してきました。

21日(日)の夜中出発、シンガポールに22日(月)朝5時到着。様々な手続きや打ち合わせで当日を過ごし、23日(火)の午後現地出発、昨晩遅く家に帰るというスケジュールでした。

何をしてきたのか?いろいろと分からないことも多いと思うので、ちょっと記載しましょう。

この4月にシンガポールの現地法人を登記しました。新会社の取締役のうちの一人はシンガポールに在住している必要があります。外国人にとっての在住権というのか、働く権利がEmployment Passというものです。

Employment Passの取得のための必須事項としては、学歴、現地での給与、そしてそれまでの本人の実績が求められます。自分の場合、問題ないと楽観視して、登記後すぐに申請をしていたのですが、なんと一度目は不合格でした。

どうもこのところ、外国人よりもシンガポール人への雇用を重視する政策へと変わりつつあるので、Employment Passの付与の基準がひと頃よりだいぶ厳しくなっている様子です。

二度目には、自分がシンガポールでの事業にかかわる理由などをしっかりと記述して、申請をし直しました。社内とTさんが現地事務所としっかりと連携しながらサポートしてくれ、9月上旬には審査が無事に通ったとの連絡を受けました。

Employment Passを取得するためには。Ministry of Manpower(MOM:「お母さん」という略称) というところに出頭、その場で写真や指紋を取られて4営業日後にカードが送られてくる手続きになっています。つまり、物理的にシンガポールに行く必要があります。さすがにカード発行までの4営業日は待てませんが、発行手続中の証明書をくれて、それが仮カードの機能を果たすので一安心です。

このEmployment Passとその番号は、家を借りるにも、銀行口座を作るにも、人を雇用するにも、契約書を交わすにも、ありとあらゆる場で必要となるもののようです。ついでに、シンガポールへの入出国も、入国審査カードを書かずにできるようになります。

今回はパスをその場で受け取れるものと思っていたので、ついでに銀行口座を開こうとしていたのです。ところが最初に行ったUOBという銀行では、電気代等の請求書提示による居住の証明が必須とのことで断られました。

さすがに今回の出張での口座開設は少しあきらめかけていたのですが、仕事で訪ねた現地にいるインド人の知人を話していると、銀行によってはEmployment Passの許可証とパスポートで口座開設ができるとのことです。

彼も日本からシンガポールにこの4月に異動したばかりでした。すぐさま近所のDBS銀行に連れて行ってもらい、無事に口座の開設ができました。ちなみに銀行のメリットとしてはUOBの方が多いとのことなので、いずれは変更する必要があるかも知れませんね。

これで、取り急ぎ、チェックブックや、デビット・クレジットカード、インターネットバンキングなどが全て可能になったのです。

今回の手続きで今後の現地オペレーション建てつけが様々に進められることになりす。現地での活動拠点を設け、ビジネスパートナーとの契約書が締結でき、さらに、現地での雇用や日本からの人の異動を要請できるからです。

ニワトリが先か卵が先かというような順番関係ですが、避けては通れないので粛々と進めるしかないです。

Comment(0)