「アクセル踏んじゃいましたね」彼はある程度大きくした会社を、リーマンショックの影響で自分一人にまで縮小した経験があるので、実感がこもった言葉でした
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おはようございます。
今朝は久々の晴れ空。やはり気持ちがいいものです。
===ほぼ毎朝エッセー===
「アクセル踏んじゃいましたね」
拡張したオフィスを見たTさんの第一声がこれでした。彼はある程度大きくした会社を、リーマンショックの影響で自分一人にまで縮小した経験があるので、実感がこもった言葉でした。
「チャンスがあるのにアクセル踏まないわけにはいかない。アクセルを踏めばそれだけ支出も増えるのでリスクが高まる。でもアクセルを踏まずに留まることも別なリスク。適度なサイズにとどまってそのままでいるってことがないですよねぇ」
その通りだと思いました。
ここでいつも思い出すのが、今は亡き師匠の川上さんから教わった概念。
「会社のサイズは社会が決める」
自分たちの思いで大きくするのではない。社会の声を素直に聞きながら必要とされる機能を、ギリギリの人数で増やしていく。このことを忘れないで進めるべきなのです。
先日、過去9年分の成長率を調べてみたら、ほぼ綺麗に毎年3割の成長をしていました。これは無理な伸ばし方ではない、ギリギリの成長カーブ。
「きっと、これが社会が我々に求めていた成長カーブなのだ」と、考えています。
当然のことながら等比級数的な成長をしていくでしょうから、社外から見た際の変化は激しいのかも知れません。でも、その時にいつも思うのは、内部でやっていることは変わらずにいるということです。重い鉄の弾み車を皆で一方向に押し続けているという、あのイメージです。
あまりにも実感通りな「大きな鉄の弾み車」のイメージ
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※20160617 9:43 タイポ修正 「支出も増えるのえ」→「支出も増えるので」
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