「そもそもどうしてお金がもらえるのだろう」このように考えたことってありませんか?
おはようございます。
ゴールデンウィーク明け二日目。安定した天気は心も安定させますね。
今朝はお金について。
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「そもそもどうしてお金がもらえるのだろう」
このように考えたことってありませんか?
自分は育ちが国家公務員の家庭、そして大企業社員としての社会人スタート。毎月25日になると自動的に給料がもらえる。そのような環境でいた自分としては大きな謎でした。
「モーレツサラリーマン」として体を粉にして働くことも厭いませんでした。それでも「お金を生み出す仕組み」についてはまるで疎かったと思います。モーレツに働いたらお金をもらえるという認識があっただけです。
基本的には「誰かが持っているお金を分けてもらう」気持ちでいました。
実際に会社をスタートしてみると、お金を稼がなければ自分を含めた給与が払えない。この恐怖感とお付き合いすることになります。
ただ闇雲に、感情的にお金を怖がっていてもいけません。
どうしたらお金がいただけるのか、理性的に考えてみましょう。
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お金をもらうということは実に簡単な現象から成り立っています。払う側に立ってみると分かりますよね。
「何かをしたいときに自分の代わりに面倒なことをしてもらう」
その代償としてお金を払うのです。
「え、お金で済ませるの?」
いえいえ。そういう汚い考え方ではないです。
自分ですべてを用意するとしたらどうでしょう。例えば手元にあるペン一つをとってみます。
白い半透明のプラスチックス筺体一つにも遠大なプロセスがあります。
石油を掘削して、それを精製して輸入して。素材メーカーでそれぞれの原料段階にまで加工して運搬して。整形プロセスでも着色料を入れて、酸化で劣化することへの耐性の薬品を入れて。人が触った時にしっとりと感じるような形を選んで。静電気防止など途中の加工プロセスを最適化するような薬品も入っています。
もちろん、どのような形にするかのデザインもあり、さらに加工プロセスには金型あり、それを動かす電気もあり。膨大な人手がかかっています。
筺体一つとってもそう。インク、ペン先、バネ機構、グリップのゴム。
それぞれの裏側に遠大な人の苦労の蓄積があります。さらには、これが、適切なプロモーションと流通とを伝わって手元にある。
ある意味奇跡。とうてい自分一人では創れない世界ですね。
これが100円程度のお金で手にできるのです。すごいことだと思いませんか。
これが「自分の代わりに面倒なことをしてもらう」という代償なのです。
逆に言うと、「お金がもらえる」というのは、人が面倒なことを代わりにやるという行為から発生するということですね。故に仕事がある。
先日、ブロガー仲間の永井千佳さんからいいことを聞きました。
「働くというのは『ハタを楽にする』」という意味があると。
なるほど、そういうことですね。頑張って働くぞ!