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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「会社と製品への親近感を持ってもらいたい」は、うまく行ったか?野村総研様に基調講演していただきました、CACHATTOユーザー会。

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おはようございます。 昨晩の雨のおかげか、今朝は星空の綺麗さの割には空気が冷えていない、快適なウォーキング気候でした。

今朝は一昨日のユーザー会について。

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一昨日は東京での「CACHATTOユーザー会」を実施しました。これは、CACHATTOをご利用していただいている企業様への「製品ご愛顧への感謝」と「製品関連最新情報ご提供の場」として、開催しているものです。

ホテルグランドアーク半蔵門に百数十名の方々にご来場いただけました。お客様に支えられて自分たちが成長していけていると実感する場でもあります。ユーザー会では感謝の念でいっぱいになります。

前半はセミナーでした。

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「ワークスタイル変革を実現するモバイル端末の活用」と題して、株式会社野村総合研究所の一瀬様に基調講演をしていただけました。企業におけるスマートデバイス業務利用のポイントや、CACHATTOの自社運用での事例を交えての、ご講演でした。日本一のシンクタンクがCACHATTOを自社で利用するためのものとして選んで、それをお話ししてくれているのです。ありがたいことですね。

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その後、技術開発、営業、サポートからそれぞれ「製品関連最新情報」についてお話をさせていただきました。今年はファイルサーバーの連携機能が評判良かったです。既存のお客様に、3月まではファイルサーバー連携機能は無償でお試しいただける旨などもお話しています。

明日、11月25日(金)は、大阪での「CACHATTOユーザー会」です。野村総研の一瀬様は、大阪でも基調講演をしていただくことになっています。ヴィアーレ大阪の4階、「ヴィアーレホール」で開催しますので、既存のお客様でこのブログをご覧になった方は是非、ご登録の上、いらしてください。抽選でiPad2が当たります!

https://www.cachatto.jp/event/user2011/form.html
※申し訳ありませんが、ご登録はCACHATTOのお客様に限ります。

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ユーザー会開催にあたって「製品ご愛顧への感謝」と「製品関連最新情報ご提供の場」以外にも、「我々の会社と製品への親近感を持ってもらいたい。」という気持ちも強くありました。やはり、製品とサービスを通じたビジネスをしているとはいえ、人と人とがメンタルにつながることって大切だと考えるからです。

そしてちょっと前に「妄想」していました。いつもの妄想癖ですね。

・お客様に我々の会社と製品への親近感を持ってもらいたい。
・親近感を持ってもらうにはどうすればいいのか?
・きっと社内メンバーのハーモニーを見てもらうことがいいのではないか。
・それには、受付や席への案内を明るくするのも効果的だろうな。
・うちの女性メンバーたちが、明るく魅力的な自慢の人たちであることを見てもらいたい。
・懇親会では抽選会をやろう。なるべく多くの人に当たるように本数を多くしよう。
・おいしいと、ご家族に喜ばれるお土産を用意しよう。何がいいだろうか。
・食事や飲み物も足りなくならないように。
・懇親会でのご挨拶をどなたにお願いするのがいいだろうか。
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妄想は突っ走り、そして、あるところに行き着きます。

「そうだ!バンド演奏をしたらどうだろう。」

ギタリストはいないのですが、周りにボーカル、ドラム、ベース、ピアノができる人たちがいます。お客様をもてなす余興のひとつとして、3曲くらい自分たちで音を奏でるのもありなのではないかと「妄想」したのです。

そこで、この夏過ぎから、社内備品として、キーボードやギター、ミニドラムセットを買い始めました。皆さん、「なんで楽器を?」という疑問をお持ちだったのではないかと思います。でも自分の心のなかのでは、ユーザー会でe-Janバンドを披露するという「妄想」がありました。

バンドメンバー候補には以前より自分の「妄想」をお話ししていました。ところが、忙しさにかまけてなかなか具体的に動き出せません。ユーザー会の日は近づいてきます。動き始めました。演奏する3曲が決まったのが10月末。最初の練習が11月7日でした。スタジオでの練習は3回だけ。

かなりの急造バンドだったのです。

ベースの自分以外は全員が女性なので「シローさんハーレムバンド」と揶揄されます。ただ、運がいいことに、バンドメンバーはそれぞれ、きっちりと演奏経験を持っていました。練習回数は少ないけど、きっといい演奏ができるだろう。そう信じながら本番を迎えたのです。あと、正直なところ、まぁ、ハーレムも気分悪くは無かったですね(笑)。

選んだのはスタンダードな皆さんご存知の曲を3つ。ママミア、The Rose、そしてYesterday Once More。知られている曲はプレッシャーが高いのですね。間違うとばれるから!

演奏はうまくいきました。リードボーカルのブログはこちら>>

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シンプルなベースの音をしっかりと出す。そこに気持ちよく楽器や歌を乗せてもらって活躍してもらう。その姿勢から醸し出されるハーモニー。自分の経営スタイルと似ていると普段から思っていることを象徴的に表現できたのではないかと、勝手に思っています。

抽選会の上位発表では、生のドラムロールを入れることができる副次的産物もありました。

なお、バンドは今回は東京だけでのご披露とさせていただきます。大阪進出にはもう一年ください。

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さて、懇親会開催の際にご挨拶をお願いしたのが、東レエンタープライズ株式会社の若色社長でした。東レエンタープライズでは、メタボ診断された人が、栄養士さんたちにネット越しで相談するときの、セキュリティインフラとしてCACHATTOを使ってくれています。

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とても温かみのあるご挨拶をいただきました。ごあいさつの文を引用させていただきます。

  只今、ご紹介に預かりました東レエンタープライズの若色と申します。私どもの会社は、東レの100%出資の子会社で、不動産・人材事業など幾つかの事業を展開している中で、メタボの方に対する特定保健指導の事業も展開しておりまして、メタボの指導対象者とのデータの遣り取りと指導者とのコミュニケーションをネットを通じてデリケートな情報交換を行っておりますので、セキュリティ確保のためにCACHATTOを使用しているユーザーであります。

 ただ、坂本社長とは実は永い付き合いでありまして、私が東レとデュポンとのアラミド繊維ケブラーの日本での製造・販売の合弁会社にいた時に、1986年の事になりますが、東レに入社した坂本史郎さんが、その合弁会社に配属されて以来の付き合いであります。

  その後、私は東レの経営企画室に戻って、東レ社員の起業家精神を涵養する意味もこめて東レのベンチャービジネス制度の立案などをしておりまして、一方、坂本史郎さんはアメリカの大学にMBA留学をして帰って来た時に出会いまして、そのベンチャービジネス制度の話をした訳です。色々思うところがあったのでしょうが、坂本史郎さんは、それが一つのきっかけで自らベンチャービジネスを立ち上げる決意をしたようであります。

 東レのベンチャービジネスへの参加条件は、大変厳しく、先ず東レを退社して、発起人経営者は資本金の半分以上を出資しなくてはいけないことになっております。

 その条件に従って、坂本史郎さんは、IT関係のビジネスプランを組み立てて応募し、見事承認されて”いいじゃんネット”の設立となった訳です。因みに彼は、大学ではエンジン工学を学んだにも拘わらず、化学・繊維会社の東レに入り、東レではアラミド繊維の複合材料等の技術を担当していた訳ですが、自ら立ち上げたベンチャービジネス事業はIT関係と、今までの自分の知識・経験に束縛されない起業家精神とポテンシャリティを持っていたと言うことになろうかと思います。

  ”いいじゃんネット”の中核となるCACHATTOも会社設立当初からあった訳ではなく、今日に至るまでの道のりは、平坦なものではなく、幾つかの苦難を乗り越えながら、展開商品そしてビジネスモデルなどを変身させながら、今日の成果とビジネス・サクセスに辿り着いたものと思います。

  ”いいじゃんネット”の真骨頂は、将に自らひねり出した独創性とユーザーニーズに対応した自己変身にあるのではないかと思います。
 その結果、日進月歩のITおよび通信の世界で業態を拡張しつつ、ここまで発展できたのではないかと思っております。これからも、この世界では新しいメディア・ツールの開発や多様化が進むものと思いますので、我々、”いいじゃんネット”のユーザーといたしましては、今後とも時代の進歩に対応したビジネスソリュージョンと製品の開発を推進し、「それ、いいじゃん!」と言える製品・サービスの提供を願って止みません。

 乾杯の挨拶は長いと嫌われるとのことですので、挨拶はこの辺に致しまして、これから皆さんと乾杯をしたいと思います。

 それでは、「”いいじゃんネット”ならびに我々ユーザー企業の益々の発展」と「今日ここにお集まりの皆様のご健勝」と、「東日本大震災で大変な被害に見舞われた被災地の一日も早い復興」を祈念して乾杯したいと思います。
ご唱和下さい。  乾杯!!!

ありがたいです。

「我々の会社と製品への親近感を持ってもらいたい。」は、うまく行ったでしょうか。

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※20111128 14:00 一部ピンボケのため、セミナーの写真を差し替えました。

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