ケチにお金を使うのは難しい
★どのようなオフィス家具にするかということを悩んでいた頃のエッセーです。
【朝メール】20091022より__
===ほぼ毎朝エッセー===
□□もらうお金と使うお金
売るときには値引きの交渉があります。特に大型案件ではそれなりの値引きが要求されたりします。例えば、2200万円の案件について次のように言われます。「もう一声、2000万円切ってくれたらすぐにでも発注するんだけど…」それを聞くと、思わず値引きしてしまいたくなります。
方や、3階に引越しをするという中で、皆が使ってもらう椅子や机などを一新しようとしています。長時間座ることが多い仕事です。少しでも快適な事務所にしたいです。だから椅子の選定一つでも悩みに悩みます。
ニトリから選べば、結構多機能な椅子が1万2千円程度で購入できます。方やコクヨからブランド品を選べば一声で4万円はします。差額が2万8千円です。それを20脚も買うと60万円程度の違いが出ます。
「椅子にいいものを購入する代わりに机をリーズナブルなものにしよう」とか「来客スペースにはちゃんとした机を置きたい」とか、様々なことを考えてみます。今回のオフィス家具の総予算は200万円超え程度になります。細かく入れたり出したり、調整したりします。
その中で大型案件の「もう一声、200万円値引きをしてくれ」という声が聞こえてきます。営業現場での値引き要望に応えるかどうかでも悩みます。値引でいい顔をするのは簡単です。しかし、そのお金の生む価値というものも、冷静に考えなければいけません。お金はもらうのも難しいですが、使うのも難しいです。
★ちなみに椅子は統一してこれになりました。色は青と赤とグレーと緑。各島によって変えています。
※コクヨさんのサイトから写真を借用しています。
「コクヨ トレンザ ローバック可動肘タイプ」(上の写真の赤いタイプですね。)
★悩んだ価値があって、可動式肘掛式のものとオプションのハンガーを付けて、安定感もありとても快適です。また、ひじを机の高さに調整できるのは、キーボードやマウス作業が多い自分たちにはことのほかいいです。前に座っていた椅子が信じられないです。