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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

【朝メール】はお礼

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【朝メール】以降、売上高と営業利益の推移は下図の四角に囲まれた部分のように変わりました。事業はV字回復をし、その後年率4割程度の伸びを続けています。長期的効果のほどは歴史の判断に任せるとしますが、きっと何かがあるはずです。

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【朝メール】といっても、それは万能ではありません。メールだけでは、人に考えを伝えることはできませんし、動いてもらうことはできません。ただし、文章に書いてみることで、自分の頭の中の整理がつく効果は大きいです。

年率4割の成長も2年続けると約2倍、4年も続けると約4倍の規模になります。当然のことながら、やるべきことは陣容とともに変質します。必然的に【朝メール】も変質しています。

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では、その【朝メール】に、どのようにたどりついたのでしょうか。

自分は大企業サラリーマンとして、海外企業とのかかわりから、MBA留学や工場現場まで経験させてもらいました。その後、30代半ばには、素材の開発技術者から転身して退社、ITベンチャー企業を立ち上げ、同社からサポートもしてもらいます。

意気揚々と立ち上げたピカピカの事業は、当初見事に失敗してしまったのです。その後、責任放棄するわけにもいかず、地獄の資金繰りも通過しました。

あきらめの境地に限りなく負けそうだったときに【朝メール】を思いつきます。そのときの体験そのものを記録すること、そして、失敗談を含め、それをできる限り周りの人にシェアすること、それがそのときの自分の、自分の力でできる、何らかのお礼なのではないかと思ったのです。

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毎朝、限られた時間の中で、無我夢中に絞り出てきているアイディアです。このような内容で、はなはだ失礼ですが、もし何らかのご参考になるのであれば幸いだと思い、本ブログを始めさせていただきます。過去の、そして、現在の【朝メール】から、随時ピックアップして掲載させていただく所存です。

忌憚の無いご意見を頂戴できましたら幸いです。

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