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【城山ダムの緊急放流】報道で起こった「不安」と「怒り」(「なぜ?」と感じたら、正確な情報を収集する習慣)

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台風19号の被害にあわれた方々、心よりお見舞い申し上げます。

昨日は、台風や河川の様子を、TVやSNSで確認しながら過ごした方も多いのではないでしょうか?
降りやまない雨。時間の経過とともに水位が上がっていく河川。
冠水や停電の被害が増えていく中、これ以上被害が広がらないよう「祈る気持ち」で河川の様子を心配していたところ、15時前に下記のニュースが飛び込んできました。

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台風19号の接近に伴い神奈川県は、相模原市にある城山ダムの水位の上昇に備え、12日午後5時から緊急放流を始める見込みだと発表しました。

神奈川県ではダムの放流によって相模川などの水位が急激に上昇して大規模な水害が発生するおそれがあるとして、流域の相模原市、平塚市、茅ヶ崎市、厚木市、海老名市、座間市、寒川町、愛川町に住む人たちに命を守る行動を取るよう警戒を呼びかけています。
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f5d14a8723b0a2f2677ed5c5a90c0065_s (3).jpgこのニュース以後、SNSを見ると、以下のような「不安」や「怒り」に満ちたコメントが散見されるようになりました。

「前もって、放流しておけ」
「なんで、昨日のうちに空にしておかなかったんだ」
「決壊しそうになってから、緊急放流?」


して、放流時間が午後6時から午後10時に変更になったニュースが流れると、今度は、以下のようなコメントが散見されるようになりました。

「なんで、早くやらなかったの?」
「夜に、避難してくださいって言われても・・・」
明るいうちにやっとけば良かったのに。。」


かくいう私も、最初のニュースを耳にした際、「ダムの水を放流すると河川の水が増えてしまうのに、なぜ?」という疑問が頭に浮かびました。

そして、ダムについて調べていくうちに、このような疑問を持ったのは、小学生時代にダムについて学んだ記憶はあるものの、ダムの「利水」の記憶が強く、「治水」について正しく覚えていなかったことが原因であることに気づきました。 

【参考】ダムの目的について
http://dam-net.jp/backnumber/012/contents/onepoint.html
http://damnet.or.jp/


『目的』を人に分かりやすく説明することの大切さ

今にも氾濫しそうな河川の映像を見ている状況(不安を抱えている状況)で、今回の報道の『言葉』だけを切り取ってしまうと、『緊急放流』の目的が正しく伝わらず、誤った意味づけがおこり、「怒り」や「不安」を増長させてしまっていると感じました。

その後、神奈川県知事がYouTubeを使って説明されたり、有識者の方々の図解が拡散されたりすることで、「緊急放流」の目的や意味が正しく広まっていったように思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ZsLAniJstLI&feature=youtu.be

報道する側は、混乱や誤解が起きないように、分かりやすく説明してほしいですし、私たち聴く側も、「なぜ?」と感じたら、感情的になる前に「正しい知識」を収集する習慣が大事だと改めて感じた1日でした。

そして、
一日も早く、いつもの生活に戻れますようにと、願うばかりです。


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