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インフラ・リッチ@Japan(**ランキング)

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1位 中国 7億4738万 2位 インド 5億2525万 3位 米国 2億7050万 

この順位が何のものなのかすぐ判る人は凄い。

実はこれは世界の携帯人口(正確には携帯出荷台数 出所 総務省、ITU 2008)です。

世界に30億台と言われている携帯電話機器ですが、この上位3カ国で半数を占めています。BIRCSなど新興国の需要でこの10年で大きく順位が入れ替わっているようです。

では日本は何位でしょうか?。実は上位6位には残っていません。

4位ロシア 1億9952万 5位 ブラジル 1億5094万 6位 インドネシア 1億4077万 

やっと7位 日本 1億1035万 ついでドイツ 1億 550万などが続きます。ちなみに順位は私が勝手につけたのでもれ・誤りがあったらごめんなさい。

世界の潮流となったテクノロジーグローバリゼーションの進展は加速度的に進み、製品や原材料の貿易のみならずサービスや海外投資の自由化や、技術供与のオープン化を実現してきています。

これまで内需依存型だった日本企業が国内市場のシュリンクと新興国からの浸食に対抗していかに国際化を展開していくかという議論がなされていますが、この数字を見ると日本だけで携帯商いをやっていてもスケールメリットは獲得できないことが良く判ります。

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では、どこの国に商いを仕掛ければいけるのでしょうか。

再度中国市場に3Gで挑戦するか、日本方式が採用される可能性がある南米ブラジルに大航海するか、長年親交のあるインドネシアに進むか、オプションが複数ある気がします。

3Gの運用実績だけは世界NO.1のインフラ・リッチ国の特性で勝負をしていくのでしょう。

ちなみに、世界の携帯を最近集め始めているのですが、これが各国違うのです。ブラジルのOI社のものはキラキラして日本でもいけるのではないかと思えるほど可愛いものがありました。(写真は日本のPHSです)

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