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MVNO-Vol.2 3つのMVNOのビジネスモデル

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1000事業者の登場か

 かってインターネットの普及期にはISPが1000近くも登場した。回線の再販を行うことにより再販事業者がさらに再販を行っていったからである。MVNOもちょっとISPビジネスに近い処があるようだ。固定資産を持たなくても、顧客基盤や流通経路、なにがしかのブランドやコンテンツがあれば出来ないことは無い。いや、容易くできるようになるだろう。ISPのときのフィーバーが再現されるのだろうか

3つのMVNOのビジネスモデル

 おそらく、それら多くのプレイヤーは3つ+1のタイプにモデルとして分類できると考えている。コンサルタントの芸風で世の中の事象を3,4に分類してしまう、悲しい性(サガ)かもしれない。しかし恐らくこの程度の整理が市場を想定していく上では有効であろう。

第一のモデルはチャネルモデルである。携帯端末を販売することによる機会増大と顧客囲い込みを狙えると考える流通事業者(一部製造機器もありうる)が参入する。具体的には大手家電量販店やコンビニでプライベートブランドの安価な携帯を販売する といったイメージであり、欧州の主流モデルである。

彼らの強みは顧客へのロイヤリティポイントをMVNOサービスと絡められる処にある。拡大解釈すれば現在suica,edyなどを利用したカードを発行している事業者は、参入の動機が高いとも言える。

第二はコンテンツ・ブランドモデルである。アニメのキャラクターブランドやそのコンテンツを見れるという売りは既存にもディズニーなどがあるが、それらが多様化する。侮れないのが、海外のファッションブランド携帯である。私のアシスタントのK嬢は○ルメス携帯で綺麗であれば15万までは出す などと言っており、ニッチではあるが極めて高い利益率の商いが狙える。

特定のコンテンツが見られるサービスも出てくるであろう。日本は世界でも珍しいコンテンツに対価を払うユーザーが多いので十分サービス実現の可能性がある

第三はランゲージサービスモデルである。KDDIは米国で日本語のサポート付携帯通信サービスをMVNOとして行っていることはWebでも紹介されている。また米国で現在でも伸びているMVNOはスペイン語専用などの言語オリエンテッドなものである。語弊があるかもしれないが米国での主流モデルといえる。

このモデルでは料金の請求とコールセンターの対応サービスがネイティブ言語にあわせていくという点が付加価値のポイントとなる。加えて、端末の利用権譲渡などがしにくいことが想定されることから、その辺りのサービスまで含めると人気が増すだろう。

盛り上がるかMVNOビジネス

それ以外にも多様なケースが登場してくるであろう。例えば再販の再販など。これはその他として+1として捕らえている。尚上記はあくまでも興味を持った業界でのブログのコメントとして書いている。ビジネスにおける責任などは一切取れないので念のため。

2年後にどのような状況になっているか大変楽しみである。「MVNO」のビジネス専門誌などが書店に並んでいれば新規市場立ち上げとしては大成功なのだろうが

ただし、現時点でも多くの考慮しなければならない観点がある。

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