Copilot使用、AIイラスト。「時空の花」(31)いつか咲く花、変種、そして宇宙へ ~ 絵と詩と音楽(n) ~
Copilot(Microsoft Edge / Designer の Image Creator」)を使って、イラストを描いています。
未来のある時点で咲くことになっている、まるいつぼみの花の、変種。花が咲き、鞘ができて、種を引き連れた穂が顔を出します。その穂の状態の絵です。
「時空の花」いつか咲く花、変種 O - 1
ひとつの株から、オレンジとブルーの穂が生えています。穂から、小さな種が落ちていきます。オレンジとブルーは、瀬戸内海の海とみかんの色です。地中海をおもわせる色でもあります。
「時空の花」いつか咲く花、変種 O - 2
種を撒き散らした後の穂です。
「時空の花」いつか咲く花、変種 O - 3
ひとつの穂が、いろいろな色で彩られていることもあります。鳥の羽のように、揺れています。
「時空の花」いつか咲く花、変種 O - 4
蓄光して発電する花。その花の咲く野原に、飛来する鳥たち。
種を食べ、穂を飾りにまといます。
そして、花と鳥の境界線が消えていきます。
鳥たちの羽は、花と同じように、彩られ、発光するようになります。
生命は、皆、なにかしら似ています。ブロッコリーは日立の木に憧れ、ツバメはペンギンと同じブランドのファッションを楽しんでいます。それは生きものに限りません。結晶の形に似ているものもありますね。
われわれを隔てるもの。
花とは?植物とは?
ヒトとの境界とは?
個体と個体の境界とは?
この、まるいつぼみの花は、万物の境界を問い糺す存在です。
この花の種を食べた鳥たちの翼は大きく広がり、尾は長く伸びていきます。
花の能力を受け継いで、光合成と発電機能を備えた鳥たち。その羽は、ソーラーパネルとなり、宇宙へと飛び立ちます。
飛び続ける限り、食べた種は、消化されず体内にとどまり、エネルギーを供給し続けます。
しかし、鳥たちが新たな惑星に降り立った時、種は速やかに排せつされます。花は、ほかの惑星へとテリトリーの拡大を試みて、美しい穂で鳥たちを惹きつけ、種を与えるのかもしれません。
一方、ふたたび宇宙へ羽ばたいた鳥たちは、花の種を失い、地球へ帰還するエネルギーはなく、環境汚染が進む故郷を懐かしみ、そこに生きるものたちの行く末を案じて、祈ります。
習作「鳥たちの祈り」(11)
習作「鳥たちの祈り」(12)
習作「鳥たちの祈り」(13)
DNAにおもいを馳せれば、動物よりも、植物のほうが、したたかで、強靭で、生存に貪欲な存在のようにも見えます。われわれが果物を食べても、ほかの果実のバックアップがある限り、遺伝子は失われないのですから。
ひょっとしたら、もっとも脆弱なのは、ヒトかもしれません。
筆者にとって、植物は、生存のための食糧であるとともに、色で光を示し、なびく音で風を伝える存在でもあります。そして、それ以上に、畏怖の対象でもあります。植物は、底知れぬ恐ろしさを秘めています。生物を飲み込み、分解し、再び蘇らせる力を備えて、生まれてくるような。
植物に目はありませんが、此岸と彼岸を越境する視野を獲得しているようにおもわれてなりません、
そして、この絵は、循環します。Copilot使用、AIイラスト。習作「鳥たちの祈り」(1)へ。
花の絵は、ひとまず、今回で、ワンクール終了です。
描けたものを順次公開しています!掲載済みのイラストは、目次から。