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ヴィジュアル、サウンド、テキスト、コードの間を彷徨いながら、感じたこと考えたことを綴ります。

いちばん、×××な、料理。

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技術ネタで何か書ければよいのだけれど(ラフに書いているものは何本もあるのだけれど)、徹夜明けでVS2010を前に起きている勢いで書くだけなので、簡単な料理ネタをひとつ。

×××に、「美味い」とか、「まずい」とか、当て嵌めるのはありきたりである。
皆さんも、いろいろ、当て嵌めてみたらいい。
「香り高い」とか「臭い」とか「柔らかい」とか「堅い」とか「レアな」とか「1週間続けても平気」とか。

今回書くのは、

いちばん「スローな」料理。

私の場合、蕪の葉ごはん、である。
蕪を買ってきてから、食卓にのぼるまで、6日間。

左から、1日目(塩漬け前)、5日目(炒り煮)、6日目(完成した蕪の葉ごはん)。

Kabu

1日目

葉っぱ付きの蕪を1個、もとめてくる。
葉っぱの根元をよく洗って、泥を落とす。

5mm程度にザクザクと切り、ステンレスかガラスのボウルに入れて、塩を大さじ1杯、パラパラと振り、ザッと混ぜて馴染ませる。
ラップをかけて、冷蔵庫へ。

2日目~4日目

3日間、冷蔵庫で寝かせる。塩漬けにしたのと同じ状態になる。

5日目

蕪の葉を漬けたボウルに流水を注いで、よく、もみ洗いする。
水を切っては、3回繰り返して洗ってから、水気をよく絞っておく。

鍋を熱し、ごま油大さじ2(多め)で、水気を切った塩漬け蕪の葉を炒める。
しんなりして嵩が減ってきたら、こんぶだしのもと1/2袋、てんさい糖大さじ1、濃い口しょうゆ大さじ1の順に入れて、炒り付ける。
最後に、ラー油数滴(好みで加減する)を垂らして、ザッと混ぜる。
皿に取り、冷めたら冷蔵庫へ入れて1日放置し、味をなじませる。

6日目

ご飯を2合半~3合、若干固めに炊く。

蕪の葉の炒り煮は、レンジであたためる。フライパンを熱し、紫外線カットメガネをかけて(いや、別に、サングラスでもなんでもいいのだけど、ごまが弾けると危険だから)白ごま大さじ3を投入、弾ける直前まで、空煎りする。これを蕪の葉の中に投入。

ご飯に加えて、切るように混ぜる。
クセのない菜っ葉のチャーハンのような味になる。

とても簡単な料理であるのに、食べられるようになるまで、6日。

余ったら、翌昼に、レンジであたためてもいいし、おむすびにして、ラップして、冷凍庫へ入れておいてもよい。

なお、白ごまでなく、黒ごまでもよい。

蕪の葉1本分に米2合半~3合ぐらいで、ちょうどよい。
蕪3株をセットで買ってしまったときは、一気に蕪の葉の煎り煮を作っておき、1株分だけ蕪の葉ご飯にして、後は、お茶漬けにしたり、粥にトッピングしたり、お弁当のふりかけ代わりに使うことができる。

じゃこや、カリカリに焼いたベーコンなどを混ぜても、合うかもしれない。

ちなみに、根の方は、麹漬けにすることが多い(写真下)。
まる3日間漬けたものに、「花かつを」をまぶす。浅漬けよりも、この方が、蕪の甘みが引き立つ。

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