オルタナティブ・ブログ > 隠れた財産 >

Make Applications More Valuable

Windows記憶域の落とし穴

»

しばらく何の問題もなく運用を続けてきた記憶域プールですが、ある時からファイルを書き込む際に空き容量が足りないと言われ、ファイルの書き込みができなくなりました。

エクスプローラ上で見るとまだ十分空きはあるように見えます。

2TBのディスクを4台でパリティの設定で記憶域を設定していました。

遅まきながら調べてみた結果、パリティで構築するとRAID5と同様なストライプセットを構築することがわかりました。

ドライブのサイズを揃える必要がないので、ちょっと違う管理手法を使っているのかと思いましたが、結局は同じような概念でした。

しかし、2TBのドライブをフォーマットすると約1.8TBくらいなので、4台構成にすると1台をパリティ用としても3台で5.4TBくらいまでは格納できるはずですが、3.6TBくらいで満杯になっているように見えます。

その後よく調べてみると、GUIを使って記憶域を割り当てた場合、物理的に記憶域プールが4台以上の構成であったとしても、3台で構成することが判明しました。

4台を割り当てるためには、Powershellを使ってコマンドレベルで設定しなければならないとのこと。

しかも既にデータを格納した後では、記憶域の構成を変える方法がないようでした。

しかたなく現状のファイルを外部ハードディスクに一旦退避し、記憶域を一旦削除しました。

そして4台での記憶域を再作成し、退避ディスクからリストアを実施しました。

外部ディスクへの退避は丸一日

記憶域へのリストアは2日以上必要となりまして、丸3日が作業でつぶれてしまいました。

新しい技術はある程度理解してから使うべきだとの教訓を改めて感じました。

記憶域には柔軟性があるかなと思っていたのですが、結局FreenasのRAID-Zと大して違わないとの結論です。

Comment(0)