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アプライアンスにだまされるな

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「DBベンダーの言う<何でもできる>アプライアンスに騙されるな」IBM ネティーザ 担当者が語る

確かに最近はアプライアンスという言葉を聞くこともあまりなくなってきたので、ここで担当の方が言われていることの正しさが証明されたということかもしれません。

ここでも○×表は良くないと主張されていて、いつも○×表的なものを求められてうんざりしている私としても非常に共感するところ大です。

スペック表よりもPoC重視という点も全く同感です。

ただ、我々も常日頃商談のプロセスの中で鋭意PoCを組み込もうと努力しますが、なかなかPoCに踏み込むまでに至らないケースが多いです。

DWH案件の場合は、具体的な課題がある程度はっきりしているので、PoCに持っていくハードルはそんなに高くないのかもしれません。

なにしろ相手は具体的な課題を抱えている直接の当事者のケースが多いでしょうからPoCにあまり違和感がないのでしょう。

我々の場合は、アプリケーション開発基盤という性格上、相手はソフトウェアを使うエンドユーザーよりは開発を請け負うSI,ISV会社が多いです。

まず大きな問題は、PoCをやるにもエンジニアを割り当てるために予算の割り当てが必要になります。

大手中堅小規模SIベンダーに関わらず、この手の費用の割り当ては常に非常にきびしい状況にあります。

そしてもっとも大きな問題は、開発会社はエンドユーザーが抱える課題をうまく捉えているとは限らないという点です。

そしてPoCといいながら他のRDBMSで実施していたようなベンチマークを我々の製品で動かしたらどうかというそれこそ○×表と大して変わらない比較になってしまうケースも多々あります。

なんだか愚痴のようになってしましましたが、我々もそういう事態に陥らないようにエンドユーザーに働きかけて意味のあるPoCに導けるよう一層の努力が必要だと改めて意識した次第です。

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