Windows 8で記憶域作成
以前Windows8ではエクスプロラーの信頼性が上がったと書きましたが、その後使っていく内に結構な頻度でエクスプロラーがクラッシュするようになりました。
環境依存の話なのか(iSCSIでFreeNasサーバーと接続)はっきりしませんが、結論は信頼性に関してはWindows7と対して変わらないということです。
ただWindows8からストレージに関して非常に面白い新しい機能があり、それが記憶域(ストレージプール)です。
これはRAIDと同じように複数台のハードディスクを束ねて1つのディスクとして見せる技術です。
RAIDに比べて圧倒的に良いのはディスクの容量をそろえる必要がなくバラバラのサイズのディスクを束ねてRAID5のような冗長構成を取れる点です。
私のようなPC自作派は、定期的にハードウェアを一新するので、それに付随してハードディスクも買い替えるケースが多く、時代とともにハードディスクも容量が増大してきたのでサイズの違う不揃いのディスクがどんどん増えるという状況です。
しかしRAIDにしろZFSのRAID-Zにしろ基本的にはサイズの同じディスクを揃える必要があり、結局USB等を使って個別に外部ディスクとして使用するしかありませんでした。
ということで、ノートPC(MacBook Air)のバックアップとしていままでUSB経由でその余ったハードディスクの1つを使っていたのですが、毎回USBでつなぐのも面倒だし、容量も600GBくらいなので、MACのTime Machineでバックアップすると満杯になったときに非常にバックアップの時間がかかるという問題を解消するためには満杯になる頻度を押さえる必要があり、そのためにはもっと容量を大きくする必要があるというニーズにぴったりだと思いました。
だだし、どこかのサイトでこのストレージプールはWindows同士では問題ないけれどもMACからは見れないという情報がありました。
確かにSMBのバージョンも3になっているようでしたが、でも普通は下位互換性くらい確保するだろうとおもいながらもだめだったら仮想OSをそのストレージプール上に構築してWindows7で動かしたら古いSMBプロトコルでしゃべってくれないかなという考えもあって、まずは構築してみようと思いました。
余っている部品で一台PCを組み立て、余った複数台のハードディスクをそこに接続してWindows8をインストール。
ストレージプールはわかりやすいインタフェースで簡単に構築できました。
そしてMACからアクセスしてみると、まったく問題なくいとも簡単にアクセスできました。
とここまでは順調だったのですが、このストレージプールをMACのTime Machineの領域にしようとするところで結構はまってしましました。
インターネット上で検索すると、TimeMachineでSMBサーバー上にバックアップする方法が簡単に見つかりますが、結論から言うと現在のMAC OSではその方法ではうまくいきません。
それでMountain Lion以降では以下の方法で設定する必要があるようです。
http://roadglide03.blogspot.jp/2012/08/using-smb-share-in-mountain-lion-for.html
とりあえずは有線LANでここまで設定しましたが、利便性を考えれば、無線LANでも日々の差分バックアップができればいいなあと思います。
(差分なので容量も大したことないとおもいます。 実際純正のタイムカプセルは無線LANでもOKなはずなので。)