IT Initiative Day 2012講演
IT Initiative Day 2012 Multi DB Special
11月28日に翔泳社さん主催のIT Initiative Day 2012の講演のコマをいただきまして40分の講演を行ってきました。
他人が話す40分は結構長いですが、自分で話すと以外に短く今回も少し消化不良となりました。
こういうプレゼンテーションの機会は過去にも何回もあったわけでいい加減学習しろよといいたいところですが、あんまり成長していない自分を今回も見ることになりました。
話は変わりますが、今回は私の講演の前に基調講演としていみじくも名字がだぶる国立情報学研究所の佐藤教授の話が普段こういうIT系のセミナーでは聞くことのない研究者目線のお話だったので非常に新鮮でした。
中でもメモリーのアーキテクチャーが現状のDRAMのような揮発性メモリーから次世代の不揮発性メモリーが主流になってくるとデータベースのアーキテクチャーも大きく変わるだろうというお話は、いままで全く考えたこともなく、衝撃というか、言われてみれば全くその通りだとおもいました。
私の後のセッションでウルシステムの漆原社長も同様のことを述べられており、さすが先端開発を指揮されている方はわかっていらっしゃると感心した次第です。
ただインターシステムズのCaché(キャシエ)はカラムデータベースだという説明をされていたのですが、それは違うだろうと思いました。
があとでHadoopのHBaseの説明を読んでみるとCachéの多次元構造に似た構造があるのがわかり(あるウェブサイトでは多次元ソートマップと説明されていました)ました。
HBaseはカラムデータベースというカテゴライズを一般的にはされているので漆原さんはそういう意味でおっしゃっていたのだと理解しました。
まあしかし一般的な意味でのカラム型データベースとはやはり違うなあというのが率直な意見です。