日本IBMの社長交代
»
ワールドワイドでの好調さとは裏腹に日本IBMの業績が良くなったという話もあまり聞かないなあと思っていた所、突然の発表がありました。
アナウンスの仕方も唐突な感じがして何か裏がありそうな感じでした。
松岡さんのご指摘どおり全盛期から売上が半減しているという事実とそれに対する歯止めがかかっていないという状況へのてこ入れであるという感じはIBM自身が否定しようとも一般的にはそう見えてしまいます。
グローバル企業のマネージメントの原則は、トップマネージメントを含めてローカルのスタッフに権限を委譲してオペレーションしていくというのが常識と思っていましたが、それも変わりつつあるということでしょうか
ところで、外資系のIT企業ではいくつかの大手企業が過去に日本法人の社長を日本人ではなく海外から連れてきたケースがありました(マイクロソフトやSAPなど)が、結局日本人の社長に戻っている状況があります。
日本企業でもSonyがストリンガー社長でしばらくオペレーションしましたが、結局うまくいかず日本人に戻ることになっています。
唯一成功しているのは日産のゴーン氏くらいでしょうか。
(このケースも日本市場がうまくいっているかどうかは微妙ですが)
ということで個人的にはどんな切れ者を連れてきた所で、日本市場で大成功を収めるのは至難の技と思いますが、まずはお手並み拝見というところかと思います。
SpecialPR