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フリーデータベース Globals

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去る3月20日から23日まで米国のオーランドにてInterSystems Global Summitが開催されました。

これは昨年までDeveloper's Conferenceと呼ばれていたものですが、名前が変わりました。

名前が示唆するように従来は開発者中心の集まりだったのですが、今年からより多くのオーディエンス向けに内容を拡充したため、変更されました。

Global Summitというネーミングは他社も良く使っているようで、この手のコンファレンスの一般的名前のようです。

例年このカンファレンスで様々な発表があるのですが、今回の発表の目玉の1つが表題のGlobalsです。

これはInterSystems社が開発したフリーデータベースシステムです。

これを使ってシステムを構築するのもフリー、開発が終わったソフトウェアを運用するのもフリーです。

このGlobalsという名前ですが、これは知る人ぞ知るInterSystemsの基礎技術である多次元データ配列の別名です。

何でその名前をそのまま何のひねりもなく使ったか、知る由もありませんが、あまりのベタな名前に少し驚いている所です。

実際の所、何も知らない欧米人がこの言葉を聞いて受け取るニュアンスがどんなものなのかわかりませんが、私自身がこの言葉とは本当に長い付き合いなので、名前に新鮮味を感じないという所があるのかもしれません。

今回発表した初期バージョンはJavaのインターフェースしかありませんが、今後複数言語のサポートが行われるようです。

開発はInterSystemsですが、フリーソフトウェアなので運営は、別組織で行うということです。

以下がそのコミュニティのurlになります。

http://globalsdb.org/

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