Mac Book Airに移行
仕事用のPCも約五年経つので、そろそろ買い替えの時期ということで、PCの買い替えを行いました。
結局、Mac Book Airを超えるWindowsマシンは現れず、Macの購入となりました。
CPUがCore 2 Duoと一世代前なのが、ひとつ残念なところですが、来年CPUのアーキテクチャーが大きくかわるので、そこまで待つとなるとまだ大分先になりそうなので、今が潮時と判断しました。
新しいマシンは、最初はなにかと楽しい部分がありますが、今回は、OSが一新されることで、また一から勉強です。
特にキーボードやタッチパッドの違いに戸惑う部分が多いですが、慣れるしかしょうがないところです。(Bluetoothの2ボタンマウスを購入した後は、Windowsとほとんど差がありません)
一方、仕事上のPCということで、過去の環境の引き継ぎが悩ましい問題です。
WindowsからWindowsの場合には、手間はかかりますが、手順は手慣れたものなので、ひとつひとつこなしていくだけですが、Macへの移行は、知識不足もあって、相当時間がかかるのではと想定していました。
ところが、最近の仮想ソフトの進化はすごいと感心してしまいました。
仕事上、Windowsも必須なので、仮想ソフトが必要です。
Mac用の仮想ソフトとしては、ParallelsとFusionがありますが、社内での利用者は、Parallelsの方が多いような感じだったので、まずは、お試し版をインストールしました。
仮想環境を一からセットアップするのも手間がかかるので、まずは、VM Player上でセットアップした環境をコンバートしてみました。 これはあっさりと簡単にコンバートでき、仮想マシンの実行もまったく問題ありません。
次に以前のThinkPadのディスクを取り外し、USBでMacにデータを移送しようとしました。
その操作の過程で、ひょんなことからParallelsを動かし、操作内容を理解しないまま指示されるまま作業を実施した所、以前見慣れたWindows 7のログインメニューがでてきました。
そして、いつものアカウントでログインすると、以前の状態の壁紙が表示され、以前と同様のメニューがあり、いくつかのアプリケーションを実行してみましたが、問題ないようでした。
ということは、以前の環境が完全移行できたということです。
これは、いままでWindowsからWindowsへの移行でもできなかったことですから、大変画期的なことです。
ただし、これは実用面では問題があります。
そのあと、マニュアル等で確認した所、これは、Boot Campパーティションといわれるもので、システムから見えるディスクパーティションからブートする機能でした。
つまりUSB経由で繋がったディスクから仮想OSを立ち上げているという感じです。
当然USB経由でのディスクアクセスになるので、遅いし、毎回ディスクを繋げないといけません。
ここまでできるのであれば、このディスクの内容を内蔵ディスク(実際はシリコン)にコピーして同じことができれば、すばらしいと考えました。
さらにマニュアルを読むと、もちろんそれも可能であることがわかりました。
但し、正規の方法では、元のマシン上で、Parallelsが提供するユーティリティを使って情報収集が必要とのこと。
既にディスクは外してしまったので、それを元に戻すのも面倒だと思いました。
ということで、思いついたのは、このディスクの内容をVHD形式に変換すれば、Parallelsが変換してくれるのではないかということです。
早速、ネット検索をした所、ブートディスクの内容をVHDに変換するツールがみつかり、それでVHDを作成しました。
だだ残念ながらVHDそのものを読んではくれず、いったんVirtual PCでそのVHDファイルを使った仮想環境を構築する必要がありました。
そして、VM Playerの時と同様の手順で、コンバートが完了しました。
これで、完璧に前の環境を完全移行できました。
もちろん、ハードウェアに依存したもの、例えば、指紋認証等は動きませんが、印刷等も何の問題もなく、動作したのには本当にびっくりしました。(印刷結果に若干のずれがみられましたが。。。)
おそるべしMacとParallelsです。
ちなみにParallelsは、年末キャンペーンということでネットでは、通常より安く買えるということだったので、速攻ダウンロード購入しました。(実際はお試し版とバイナリーは一緒で、ライセンスキーを置き換えるだけでした。)