オルタナティブ・ブログ > 隠れた財産 >

Make Applications More Valuable

データのバックアップ

»

過去にハードディスクの障害で、何度かデータの消失という経験をして、最近は、わりとちゃんとデータのバックアップを取っています。

仕事上のノートPCに関しては、データ容量も60GB程度なので、USBディスクにイメージバックアップソフトを使って1週間に一回程度行っています。

問題は、個人用のディスクです。

個人用は、画像や動画など基本的に容量が大きいので、1TB近い容量になっています。

さすがにこの規模になると、イメージバックアップも時間がかかるので、同期ソフトで勝手に更新分をコピーしてくれるものを考えました。

次にバックアップ先ですが、いろいろな経緯で、使わなくなったハードディスクが結構ありますので、それを有効活用しようということで、しかも一台では、容量不足なので、コンバインモードをサポートしたUSBハードディスクを購入してみました。

結論は、これは使えない でした

そもそもUSBで毎回繋ぐというのが面倒(ずっとつなげればよいという話もありますが、それでなくてもPCの周りはごちゃごちゃしているので、そうしたくはありませんでした。)

そして、最大の問題は、このコンバインモードが実に安定しないものでした。 複数社のものを試しましたが、どれも似たようなもので、急に認識しなくなったり、複数台に分かれて見えるようになったりで、安定しませんでした。

そもそも、コンバインモードは1台のディスクがこけると、使い物になりませんので、データ保全という本来の目的からは、良いソリューションではないといえると思います。

ということでNASを検討してみようと、いろいろ調べてみると、こちらは、RAIDが主流で、それなりに価格も高いし、そもそもRAIDの場合は、同じディスクを揃える必要があって、これは、あまりものをバックアップ用に使おうという考えとは相容れません。

http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1011/05/news014.html

しかし、このDroboでは、同じディスクでなくてもRAIDと同じような使い方ができるということですので、もう少し早く出ていれば、検討したかもしれません。(まだ、価格的に高いというのが最大のネックですね)

それで、結局自分でNASを作ることにしたわけですが、最初は、OSとしてWindows Home Serverが良いように感じたのですが、インストールを試みるとOSだけで60GB(記憶があいまいですが)、必要とのことで、これは使えないという結論となりました。

そして、結局たどり着いたのが、FreeNASで、こちらは、OSの容量は、1GBも必要なく、さらにUSBスティックからブート可能でした。

ディスクはRAID的な複雑なものを使わずにシンプルに複数ディスクとして見せるようにしました。

mini-ITXのケースでも、何とか3台の3.5インチディスクを入れることができるので、当面バックアップできる容量としては、十分かなと思います。(ただし、mini-ITX用のマザーボードは通常2つのSATAポートしかないので、SATAの増設ボードが必要です。FreeNASがこの拡張ボードを認識してくれるか不安でしたが、あっさり問題ありませんでした。)

次に同期ソフトですが、ネットで探すと、これもいろいろありますが、適当に選らんで、同期設定をしました。

しばらくは、機嫌良く動いていましたが、これ以上のファイル数(全体の容量だったかもしれません)を同期する場合には、有料版を使えとのことでした。

ここで、さらに無料版でそういう制限のないものを探すのも手でしたが、既に同期の定義も色々と行っているので、再設定をする手間を考えると面倒となり、価格も2000円弱だったのでそのまま有料版にアップグレードしました。

半年以上、運用していますが、問題もなく元気に動作しています。

Comment(0)