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アプリケーションを作るのではなく使う

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「作る」から「使う」への転換~「アプリを作らない」ノンコーディング開発基盤Nintex

後半は、少し宣伝色が強くなりますが、前半は、まさしく日本のIT事情をうまく説明しているなと思いました。

これは、私が言うまでもなく、日本のITの大問題だと思いますが、なかなかいい方向に向かっている様に思えません。

ここで紹介されているNintexというツールについては、全く予備知識がない状態で、いろいろコメントするのは、失礼だと思うので、多くを語りませんが、設定だけでアプリケーションをカスタマイズできれば、それは言うことないですが、過去にもそういうコンセプトのツールがたくさんありましたが、あんまり普及していない現実を見ると簡便であるが故の限界があったのではと思ってしまいます。 

もちろん、このツールは、その限界(課題)を克服しているのかもしれません。

とはいえ、世の中の方向としては、BPEL、BPMNという方向に動きつつあり、プロセスは作りこむのではなく、組み替えるという方向は間違いないところだと思います。

しかし、これらの標準は、策定におそろしく時間がかかるし、関わるパーティの思惑が夫々に異なるわけですので、その調整にエネルギーがいること、およびその結果として仕様が通常は非常に大きくなりフルスペックで対応するとなると、膨大な労力が必要となって体力の勝る大手しか対応できない。 そしてその大手の実装は、かなり重装備の実装となり、動かすハードをセットアップするだけで大仕事となる。 それでそんな環境を用意できるのは、これまた大手顧客のみとなるといった感じでしょうか。

こういったことを嫌うというか、待ってられないということで、標準を気にしながらも、手早く実現したい理想に向かって必要な機能を実装して製品として提供するという流れも今後ともありそうです。

どっちが正しいということではなく、現実問題としてしばらくは乱立状態が続くような気がします。

InterSystems Ensembleは、どちらかというと後者ですが、ノンコーディングにはあまりこだわっていません。 おそらくノンコーディング系のツールは、作りこみが必要な場合には、潔くあきらめて他の手段でその部分を作りこみ、それを取り込むという発想なのでしょうが、Ensembleは、潔くなく(?)、作りこみの部分も自身の環境内でやり、設定で行えるものは、わざわざ書かない、でもBPEL、ESB、Mediator、SCAといった重装備環境よりは、agileに行うことができるというところです。

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