855GM Video Driver on Windows 7
Windows 7のインストールに関する話を何回か書きましたが、1つの問題が解決しました。
Dell Inspiron 500mにWindows7をインストールした際の問題で、ビデオドライバーがVGA互換のものになって、XGAで表示させると256色でしか表示されない問題でした。
この原因は、簡単にいうと、Windows 7を正式にサポートしたIntel 855GM用のグラフィックスドライバーがないということです。
このチップセットは、当時のノートPC(2003から2005年?)の定番チップセットで、標準的なノートPCは、よく採用していました。
当然この時代のスペックであれば、XPで使うのが順当で、その後のVistaは、重すぎるので、結果として、Vista以降のOSを使う人がほとんどいなかったということが考えられます。 その結果、ドライバー開発にそんなに力が入らなかったのかと想像します。
それでも、前回は、Vistaをインストールすると標準で855GMのドライバーがインストールされるので、その情報を保存して、Windows7にリストアすると、OKということだったのですが、本来SXGA+の表示ができるはずなのに、XGAまでの表示しかできないという所で、スタックしていました。
ところで、先日書いたThinkpad X40に関して、これも実は同じグラフィックスチップを採用しています。
こちらは、見かけ上、ちゃんとXGAで色数も問題ありません。
ところが、ドライバー情報をよくみると、VGA互換ドライバー使用となっています。
同じように、IntelのWebサイトから855GMドライバをダウンロードしてきて、インストールしてみましたが、現象はほとんど一緒です。
インストールは何とかできますが、いつの間にかエラー終了します。
一応XGAで使えるから、それでいいかと思ったのですが、1つ問題がありました。
それは、RGB出力できないことでした。
これは、どうもVGA互換のドライバーでは無理なような気がしていました。
外部ディスプレイに繋げて見せれないというのは、仕事がら致命的なので、やはりなんとか解決策を見つけようと調査を再開しました。
そうすると、今回は、何かの拍子に問題解決につながるWebページにたどり着くことができました。
前からいろいろ検索を駆使したつもりでしたが、今までなぜヒットしなかったかは、よくわかりません。
Install 8XXGM Series Video Driver on Windows 7 - Tutorial
この解決策から想像すると、Windows7では、8xxGMには、VGA互換ドライバーで十分と考えているのか、これが最良のグラフィックスドライバーとみなされ、強く結びついています。
なので、このチップセットに対応していると思われるドライバをインストールしても、それを使ってくれないという感じです。(想像なので、真実はよくわかりませんが)
この解決策は、かなり強引というか、VGA互換ドライバーのファイルを書き換えて、動作できなくし、むりやりほかのドライバーで置き換えるという方法です。
ですが、指示通りの手順で操作すると、見事855GMドライバーをインストールできて、外部ディスプレイへの出力ができるようになりました。
それで、Inspironの方も同じ手法で解決できるかどうか上の操作を行ってみた所、もくろみ通り、ちゃんとそのドライバーがインストールでき、本来のSXGA+での表示ができるようになりました。
粘り強く解決策を探した努力が実ったという感じです。