古いノートPCへのWindows 7インストール
仕事の都合で、テストマシンが複数必要となり、古いノートPCを活用することにしました。
そんなに負荷のかかるテストではありませんが、そこはやはり軽快に動作してほしいので、まずSSD導入は当たり前といった感じです。
しかし、そもそもインタフェースがSATAではなくIDE用なので、無駄に高性能のSSDを導入してもしょうがないので、1世代前のプチフリありのものを使うことにしました。
OSの選択は、XPにするかWindows7にするかのどちらかでしたが、
前回のThinkpad T60での導入経験および巷では、Windows 7にすると、プチフリは大分解消されるといううわさがありましたので、Windows7で行くことにしました。
マシンは、以前顧客向けのトレーニング用に使っていたDellのInspiron 500mというマシンです。
基本的には癖のないごく普通のノートPCです。
ところが、これが意外に難敵でした。
Windows7のインストールそのものは、何事もなく終わりましたが、無線LANとグラフィックのドライバーがうまく導入されず、SVGAの256色しか表示されません。
Dellのサイトには、XPまでのドライバしか用意されていません。
試しにXPのグラフィックドライバを無理やりインストールしましたが、インストールはできますが、ちゃんと動いてくれません。
そこで、DriverGuide.comという所から該当するグラフィックスのチップセットに対応したVistaおよび7用のドライバを探し出し、それをインストールしてみました。
が、やはりロードの所でエラーとなってしまいます。
何か特別なハード的なチェックをかけているような感じでした。
万策つきたかに見えましたが、ウェブで根気強く探すと、同じ現象に遭遇した人の回避策を見つけることができました。
その回避策は、
何故かVistaをインストールすると、ちゃんとそのチップセット用のグラフィックドライバーが導入され、正常に動作します。
この状態で、DriverMaxというツールで、そのドライバをバックアップします。
そして、Windows7をインストールし、バックアップしたドライバをリストアすると、Windoiws7でもちゃんと表示される
とのことでした。
早速また手間をかけてVistaをインストールしました。
このパネルは、SXGA+(1400X1050)をサポートしていますが、ちゃんとその解像度で表示されました。
回避策の指示通り、DriverMaxでそのグラフィックスドライバのバックアップを取り、
Widnows 7を導入後、そのドライバをリストアしました。
そうするとちゃんとドライバは導入できました。
しかし、問題が残りました。
XGAにはできるのですが、SXGA+にはできません。
これは、未だに解決できていません。
無線LANは、DriverGuideから同じ無線LANチップ用のVistaドライバーを見つけてインストールした所、無事動作しました。
ということで、古いマシンへのWindows7導入は意外に骨が折れるという結論でした。
これも古さの程度によると思いますが、XP全盛時代のものはやはり厳しいということかもしれません。
ちなみにSSD化したこの古いノートPCですが、きびきびと元気良く動作しています。