オルタナティブ・ブログ > 隠れた財産 >

Make Applications More Valuable

RESTは、エンタープライズに浸透するか

»

http://www.atmarkit.co.jp/news/200805/01/jjug.html

RESTという言葉を最近良く聞くようになってきました。

Caché(キャシエ)は、RESTに対応していますかという質問も受けたりします。

こういう質問をする人は、RESTがSOAPの対抗規格かなにかだと誤解しているのだと
思いますが、

私のざっくりとしたRESTに対する理解は、SOAPは、重たかったり、作法がうるさいので、
もっと手軽にHTTPを使ってRPCしたい。

つまり、HTTPを使ったSOAPではないXMLを使ったRPC手法は、とりあえずRESTだと思っていました。

なので、製品がREST対応(サポートする)ということに対しては、違和感がありました。

どちらかというと、開発の手法ではないかと。

が、Wikipediaを参照するとすこし違いますね。

それによると、

  • FieldingのRESTアーキテクチャスタイルの原則に合わせたWebサービスシステム
  • RPCスタイルに合わせた簡易な XML+HTTP インターフェイスを採用したシステム(SOAPは使わない) 。

そもそも前者の定義については、初めて知ったという感じです。

後者の定義については、私が理解していたものと概ね同じですが、

RPCがプロトコル操作(動詞)の多様性を重視するのに対して、RESTでは、リソース(名詞)
の多様性に重きを置かれ、リソースに対する操作は、リソースの表現を交換することによって
行なわれる。

REST は、その代わりに、扱う対象とするコレクションや検索結果の集合を、別の型の「リソース」として扱うことで問題に対処する。

という視点は、全く持っていませんでした。

意外にもRESTの奥が深いことがわかって、少し目からうろこでした。

Comment(0)