SUPER AGURI撤退
F1をテレビ観戦しはじめて、20年以上立ちました。
フジテレビでの放送開始の1987年の始めからずっと見ていますが、興味を持ち出したのは、その前の1986年のピケ、プロスト、マンセルの熾烈なワールドチャンピオン争いからです。
飽きっぽい私としては、長く続いている趣味のひとつです。
何がここまで引っ張ってきたのか正直わかりません。
実際テレビで見るレースは大体が単調です。
(すごくスリリングな時もたまにありますが、観戦しながら寝ていることも結構あります。)
確かに、実物を観戦すると、それはすごい迫力ですが、そう頻繁に観戦できるわけでもなく。
しいて言えば、やはり世界で選りすぐられた超人が、死力を尽くして争っているところでしょうか?
プロスポーツは、たくさんありますが、全世界に20人前後しか選手がいないというのは、ほかにないんじゃないかと思います。
あとは、やっぱりセナの存在ですかね。
はらはらどきどきさせながら、最後は勝ったり、予選の一発勝負で必ずポールポジションを取ったり、しかもそれが神がかり的な走りだったりで、これぞプロスポーツ選手の鑑、千両役者と思ったものです。
1994年に彼が死んだ時の喪失感は、それは大変なものでした。
結局、彼の再来を期待して見続けているのかもしれません。
シューマッハは、記録上は、断然セナを圧倒していますが、完璧すぎて、スリリングではありませんでした。
今は、群雄割拠の状態で、シューマッハ時代よりは、面白くなっていますが、セナの様な存在感は、まだだれももっていません。
と、前置きがずいぶん長くなりましたが、
表題の件、残念ながら資金が続かず、続行断念となったようです。
本来、F1というのはナショナリズムのひどく強いもので、自国の選手、自国のチームを応援するというのが、基本なのですが、私の場合、正直言うと、日本人選手、日本人のチームに対して特別な思いいれを持っていたわけではありません。
それは、単純な話、日本人ドライバが優勝したり、ましてやワールドチャンピオンになるなどということは、現状到底考えられないので、そういう応援はむなしいだけだと思っているからです。
少なくともあと10年以上はかかりそうな気がします。(単なる根拠のない予測です)
そういう状況になったら、私の中にもナショナリズムが芽生えて来て、そのドライバを応援するかもしれません。
でもそれも、何もしないならば、永遠にかなわないことなので、ホンダやトヨタがコンストラクタとして参戦したり、SUPER AGURIの様なプライベータが参戦したり、日本人ドライバを参戦させることは、将来への布石と考えれば当然必要なことと思っています。
その中の1つが、今回挫折を見たのは残念なことですが、F1を牛耳っているのは、欧州の排他主義に凝り固まった連中(ひどい偏見)なので、想像以上に難しいのかもしれません。
ポンと大金を出す太っ腹な日本企業はないもんでしょうか?