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遺伝子の不思議

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大学は、一応生物学専攻でだったので、遺伝子関連の記事を読んだりすると、ちょっと興味を持ったりしますが、知識としてはずいぶん錆付いた状態です。

そんな中、どこかで遺伝子に関する面白い記事を読みました。(どこで読んだかすっかり忘れてしまいましたが)

遺伝子上の特定の部分が、ある病気の発症に関わる酵素を生成するとかが、特定されているわけですが、不思議なことにその特定部分を人工的に取り除いた遺伝子を持ったマウスが、その病気になるかというと必ずしもそうではないそうです。

つまり、遺伝子のどこかほかの部分が、その欠損部分の肩代わりをして必要な酵素を生成したり、逆にある酵素の生成を抑制したりするそうです。

遺伝子コードをプログラミングのコードと置き換えて考えると、何かバグったら、自立的に他の補償コードが動いて、何事もなかった様にコードの実行を続けるということだと思いますが、いわゆるフェールセーフの仕組みが組み込まれているということだと思います。

それでも、ここで上げた例は、比較的単純な話だそうなので、実際にはもっと複合的な相互作用があるみたいです。

やはり、ノイマン型コンピュータでの、予め決められた条件分岐の世界でこのロジックを記述するのは、難しいような気がします。

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