Java FX Script
最近またRIA(Rich Internet Application)関連の動きが活発になってきました。
Ajaxでできることとできないことがだんだんはっきりしてきて、そろそろ次ということでしょうか?
一般的に日本人は、画面とか帳票のデザインにはかなり凝るほうなので、ブラウザそのものが持っている限界にあきたらない部分があるので、こういう技術には結構興味をもっている方は結構いらっしゃることでしょう。
特にオフコンなどの業務系のアプリケーションをWebベースのテクノロジで実装しようとした時の問題は、ファンクションキーの割り当てなどの入力制御ですので。
ただ、AjaxもWebブラウザでリッチなインタフェースが実現できるということで着目を浴びた部分がありますが、この言葉が示す様に、本質的には非同期な処理が実現できるという所に大きな価値があるわけですので、その特色を生かせるならば、積極的に使うことは悪くない選択の様に見えます。
で、本題のJava FX Scriptですが、JavaのSWINGインタフェースを簡単にプログラミングできる動的(あるいはスクリプト)言語ということのようです。
アプレットがあんまり成功しなかったあと、しばらくは、サーバサイドのプログラム言語としての地位を確保することに注力してきましたが、また今度クライアントサイドでリベンジという所でしょうか。
これでMicrosoftのWPF&SilverlightとAdobeのAIR(Apollo)とあわせて3強の戦いとなるというところですかね。
体力のMicrosoft、Flashという強固な基盤を持っているAdobeに対して、Java FXは何を武器とするのでしょうか?
やっぱり、Javaプログラマにとっては、Java FX Scriptが自然な選択かもしれません。
陣取りのパーセンテージがどうなるかまったく予想がつきませんが、しばらくは目が放せません。
そういえば、元祖RIAといえば、Curlですが、これの勢いはどんな感じなのでしょう?
Curlは、アメリカ東部の生まれですが、なぜか日本だけで異常な人気があるそうです。
おそらく先ほど述べたきめ細かいファンクションキーの制御やローカルファイル操作などの自由度が受けたのではないかと思います。
日本では、Curlも先行している強みから先ほどの3強にどう戦いをいどむかという見方も面白いかもしれません。