「サンホ」を目指して歩く少女たち。~長蛇の列の先にあったのは「サンホ」のECマーケティング力~
先日ご紹介した「青い鳥文庫」に反響をいただきましたので、今回は児童向けマーケティング第2弾として、「サンホ」をご紹介します。
サイコスは6月に表参道に移転したのですが、ご近所の竹下通りに信じられないほどの少女が並ぶ長蛇の列を発見!
1968年創業の「サン宝石」。本社を山梨県に置く、ティーン向けのアクセサリーを扱う会社で、その通称が「サンホ」。男性には馴染みが薄いかもしれませんが、若い女性ならほとんどの方がご存知なはず。
メジャーな少女雑誌に年間200本以上の広告展開をしており、驚きなのは取り扱う商品が5円、20円、85円、、、小物なら高くても200円台の超低価格であるということ。最近では、通販の注文数200%UP、商品取扱数400%UP、子供たちから届く「サンホ大好き」のお便りは週200通、子供たちの間で大流行なのです。
サイトを訪問してみれば、そこは大人顔負けのネットマーケティングの宝庫でした。特長を3つ以下に掲載します。
1.口コミを寄せる「レビュー機能」。
レビューは企業側でフィルターをかけていますが、10才前後のユーザーが、しっかりとポジティブ&ネガティブコメントを記載しており、商品購入の一助になります。(絵文字満載のコメントもほほ笑ましいです)月間30件以上のレビューを投稿するヘビーユーザーも存在し、投稿数(採用数)もランキングで見える化しています。
2.マーケットの動向を素早く商品化するオペレーション。
なぜ低価格で商品提供が可能なのかをイラストで紹介しています。リサーチ、中国の自社工場での生産、海外買付、そして顧客からのフィードバックの徹底により、大手のような客単価1万円以上と言った通販でなく、客単価1千円でも利益の出るローコストオペレーションのビジネスモデルを確立しています。
3.ユーザーに配慮した「安心・安全」に対するフォロー。
ユーザーとその親への配慮として「ご利用ガイド」が充実しています。また企業ページには女性の雇用に関する指針も掲載されており好感が持てます。
昔から女性の目は厳しいと言いますが、10才にも満たないうちから、価格と質を追求し、企業に商品アドバイスまでしている日本の少女たち。年を重ねると「@コスメ」でどんなコメントをすることになるのか。その性質を良く理解して、商品・サービスを提供する「サンホ」は、これから世界中の少女から注目される企業になるのかもしれません。
参考URL サン宝石
http://www.sunhoseki.co.jp
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