日本ブランド力調査1位に躍進した「ユニクロ」、デビットアーカー氏が推奨する「ブランド8つのポイント」
先日、日本のブランド力調査「ブランド・ジャパン2010」が発表された。
2001年からはじまったこの調査は今年10年目の節目を迎え、その折にブランド研究の大家デービット・A・アーカーによる日本ブランドについての考察を聞くことが出来た。
彼が終始強調したのは、強力なブランドとは、短期的な流行で形成されるものでなく、数十年にわたりブランド資産を蓄積した企業の「努力の結果」だということだ。
当たり前の話だが、ブランドは簡単に作れるものじゃない。「作る」という表現自体が間違っているという意見もある。しかしながら、トップブランドに共通する因子を紐解くと以下の8つが上げられるとアーカーはいう。
●デビットアーカーが考える、強いブランドの8ポイント
1 Value(値打ち感がある、機能的である)
2 Quality(質が担保されている)
3 Success(成功している、尊敬されている)
4 Visibility(可視化されている)
5 Vision(共有できる価値がある)
6 Involvment(参加型)
7 Innovation(革新的)
8 Energizer(エネルギーを与えてくれる)
1~4は、商品やサービスのファクトに紐づく項目なのでわかりやすい。一方、5~8は、従来型のマーケティングではとらえにくくなっている項目だ。
新時代の強いブランドとは、支持されるべきファクトがあると同時に、その背景にある想い(Vision)をわかりやすく伝え、巻き込み(Involvement)、常に新しい価値を与え続けて(Innovation)、消費者を幸せにする(Energizer)ものであって初めて共感が得られる。
消費者は年々賢くなり、ブランドに対する行動も変化している。昨年7位から今年1位に躍進した「ユニクロ」はまさに消費者の変化をとらえ、上述の8つの項目に応えていった企業ブランドだったようだ。
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