第38回 プロボノ支援レポート ~ガールスカウト日本連盟様~
皆さん。こんにちは。
東京では例年以上に寒い日が続いていましたが、ようやく春らしい陽気も増えてきました。
Salesforce業界的には新年度が始まりましたので今年度もSalesforceに関するホットな情報をお届けしたいと思います。
今回はSalesforce社がボランティア活動として行っているプロボノについて支援してきましたので、そちらについてのレポートとなります。
プロボノ支援について
Salesforce.comでは、NPO/NGOといった非営利団体向けにライセンスの無償提供や、1-1-1モデルに代表されるボランティア活動を積極的に行っています。
その中に、Salesforceの利用促進をするための支援(プロボノ)を行っています。このプロボノ支援はSalesforce.comの社員が行うこともありますが、Salesforceユーザーグループの活動の一環として一般企業のユーザーが行うこともあります。
プロボノ支援のレポートは2017年にフリー・ザ・チルドレン・ジャパン様でも実施しましたので、そちらの様子についてもぜひご覧ください。
ガールスカウト日本連盟について
ガールスカウトは約100年前にイギリスで発祥しました。
活動地域は世界150の国と地域にわたり、日本では5歳から100歳を超える幅広い年齢層の女性たちが約4万人参加しています。
キャンプやボランティア活動、国際交流、世界共通のプログラムなどのさまざまな活動にチャレンジする過程で少女たちは視野を広げ、仲間と協力する力や、自ら考え行動する力を身につけるのが特徴です。楽しく活動しながら「好き」や「自信」をはぐくみ、自立した女性への成長を支援します。
ガールスカウト日本連盟様の詳細についてはこちらのサイトをご覧ください。
支援内容
今回のご相談内容は大きく分けて以下のようなものでした。
①帳票出力時に外字が文字化けする
②意図したレポートの内容で出力できない
まず①についてですが、実はNPOに限らず色々なシーンでご相談頂く課題です。
Salesforceは内部の文字コードをUTF-8で処理しているため、外字を扱おうとすると文字化けします。
正確に言えば外字に相当する文字コードを保存しているのですが、その文字を出力するPCやデバイス、出力する機能(例えばレポートなど)で該当する外字が文字化けするケースがあります。
外字をVisualforceを用いて出力する場合でも、Visualforceで扱えるフォント以外は文字化けしてしまいます。
これを解決するにはSalesforceとサードパーティー製の帳票ソリューション(今回は当社で導入実績のあるSVF Cloud for Salesforce)を組み合わせることで対応可能であるということをアドバイスさせて頂きました。
次に②についてですが、ご相談内容を要約すると、
「取引先と取引先責任者のレポートを出力すると、取引先責任者の住所情報や電話番号情報に意図しないデータが入っている」
というものです。
これはSalesforceのナレッジにも記載されています。
取引先責任者と取引先のレポートタイプでは、取引先責任者のレコードに以下の項目が入力されていない場合、取引先レコードの値が表示されます。
1) 住所 (郵送先) 項目には、取引先の住所 (請求先) 項目の値が入力されます。
2) 取引先責任者の電話には、取引先の電話の値が表示されます。ただし、取引先責任者のレコードを開くと、項目は空欄になっています。
これは、標準レポートタイプの [取引先責任者と取引先] に限定されます。
今回はこの事象に該当していますので、ナレッジにも案内のある通りカスタムレポートタイプを作成することで回避できることをお伝えしました。
※当日の支援風景。Salesforceのオブジェクト構成を絵に描きながらシステムの構造を説明。
次回NPO分科会のお知らせ
私も運営をご支援させていただいているセールスフォースユーザグループの「NPO分科会」ですが、2018年3月27日に開催が決定しました。
今回の内容は、Trailheadスタートアップと題して、
・Trailheadのご紹介
・Trailheadもくもく会
をセットで開催します。下記申し込みページから奮ってご参加ください。
https://pages.mail.salesforce.com/cloud-services/event-registration/?eventID=aCb0M000001RatDSAS