第51回 Dreamforce2019 Day3レポート
皆さん、こんにちは。
Dreamforce 2019もDay3が終了し、残るところあと1日になりました。
残りわずかですが、Day3の模様をお届けします。
Community Leaders Breakfast
Dreamforceには世界各国から17万人が参加しています。
もちろんその中にはSalesforceの様々なコミュニティを主催しているリーダーが数多く含まれます。
そんなコミュニティリーダーが集う朝食会が朝6:45から開催されました。
※日本で6:45からミーティング開催したら何人ぐらいの人が参加するのでしょうか・・・?
朝食会にはSalesforce.com社よりBret氏、Sarah氏といったエグゼクティブも参加していて、コミュニティの重要性が広く浸透していることを実感できました。
Marc Benioff氏とオバマ氏の対談
2年前のミシェル・オバマ氏、昨年のアル・ゴア氏に続き、今年は前大統領バラク・オバマ氏とMarc Benioff氏の対談が実現しました。
残念ながら写真撮影や録音・録画がNGでしたのですが、内容はリーダーシップに求められるものや素質についての議論でした。
オバマさんの家庭ではミシェルさんが主導権を握ったリーダーだというお話しも聞けました。(笑)
Service Keynote
基調講演やロードマップのセッションで話題を独占している「Service Cloud Voice」について聞くために、Service Keynoteを聴講しました。
上記3つの新機能で個人的に気になったのは、メッセンジャーアプリ「WhatsApp」に対応したことです。
現在は、SMSとFacebook Messengerの2つに対応していますが、世界最大のシェアを持つWhatsAppに対応することで、さらにService Cloudのオムニチャネル戦略が浸透していくと思います。
話題のEinstein Voiceについてはこれまでの発表同様、Summer'20(6月14日)のリリースには間に合わせる意気込みで取り組んでいるようです。(このKeynoteでは特に目新しい情報はありませんでした)
Customer Success Keynote
Customer Success KeynoteはSuccess Cloudと呼ばれるお客様の成功をサポートするリソース(Trailhead、Help、アクセラレータ、開発者サポート)についての最新情報を得ることができます。
また、日本のユーザーにもおなじみのTrailblazer Communityやイベントカレンダーなどの紹介も行われました。
個人的に注目したいのは「Trailblazer Mentorship」と呼ばれるプログラムです。
これはメンター(教える側)とメンティー(教わる側)をマッチングし、Salesforce関連の職業に就くことをサポートする仕組みです。
日本のSalesforce市場はエンジニア不足が課題となっていますので、この仕組みがうまく回ることで人材不足を少しでも解消できる可能性があります。
Admin Keynote
Day3最後の聴講は、毎年恒例Salesforceシステム管理者向けのKeynoteセッションです。
このKeynoteではシステム管理者向けのお役立ち機能や、Awesome Adminと呼ばれるシステム管理者の先駆者の事例を紹介します。
Keynoteの冒頭で、次回のリリースであるSpring'20でどのような機能がリリースされるかについて紹介がありました。
ここに書かれている内容はシステム管理者だけでなく、開発者にとっても気になる機能が多くなっています。
例えば、Automationに記載された「Before Trigger in Flows」や「Process Builder in Flow Builder」などを駆使することで、これまでApexコードでの開発が必要だったビジネスロジックの実装をポイント&クリック、いわゆるLow-Codeで実現できる可能性があります。
まもなくSpring'20のプレビュー期間も開始しますので、このあたりの新機能については別途ブログやワークショップなどで触れていきたいと思います。
Equality Festival
18時からはSalesforce TowerでEquality Festivalに出席しました。
これはSalesforce.comが推進するEqualityの取り組みを広く周知するためのイベントで、Equalityを推進する12団体がブースを出展して活動目的やゴール、日々の実施内容を紹介していました。
例えば、Genforceという団体では年齢・年代に関わらずすべての従業員の課題、強みを理解しながらより成功に近づくための職場環境を作っていくことを目的としています。
先述したTrailblazer Mentorshipでも触れましたが、日本では労働力の確保が課題となりますので、こういった取り組みが広がっていくことで、少しでも課題の解決に繋げるための文化が構築できると良いと思いました。
いよいよ最終日
最終日はプロダクト責任者とのミーティングやSalesforce Tower訪問などが予定されています。
普段接する機会が少ない方々との交流や、Salesforce Towerの詳細についてレポートします。
最終日の匠ブログも是非ご覧ください。