非常識が常識となる時代
6ヶ月前から家族とシドニーに住んでおり、子供たちは毎日色々な発見をしてきます。彼らが海外生活で発見した事について話していると"日本では常識なのに"という事が多くあります。これは日本とオーストラリアの教育の違いが関係しているとも考えられるので、私が"へえー!"と感じたこと3つを皆さんと共有したいと思います。
1.教室掃除
私の息子がよく"ノールックでごみを投げ捨てる"生徒が多いと言います。子供と話をしながら思ったことは自分のクラスや校庭の掃除などをこちらの一般的な学校ではやらないため、ゴミが散らかっていても他人事のように受け取れてしまうようです。ゴミを掃除する人がいるから自分の仕事ではないという感覚でいるようです。
2.給食
こちらでは昼食はお弁当を持っていくので日本のように給食はありません。たしかに色々な人種や宗教があるオーストラリアで給食を出すのは無理だろうと思います。しかしその弊害としてお弁当を食べてこない事が結構あります。昼は友達同士で適当に食べるので遊びに夢中で食べる時間がなかったなど言っています。実際の話は分かりませんが、きちんと時間を取り皆が食べ終わるまで待つという日本人的な感覚は学校の給食から来ているんだと思われます。
3.運動会
こちらには日本の運動会のように全校生徒が半強制的に参加する行事がありません。例えばこの前に娘が運動会みたいなものがあると言っていたので何の種目に出来るの?と聞いたところ"出たい人だけが出るんだよ!"と言われました。 皆で競技場には行くようですが、全員が競技に参加するわけではなく、参加しない子供はお弁当やお菓子だけを食べて帰ってくるとのことで、欧米文化の個人の意見を尊重する教育プログラムに正直驚きました。
やはり国が違えば"常識の基準"も変わってくるようです。これからの国際社会では非常識が常識となる事が出てくると思いますので、準備が必要ですね!