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映画「ベイマックス」から見る「人口知能とロボット」の将来像

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映画のタイトルであるベイマックスは並外れた頭脳を持つ少年ヒロの最大の理解者である兄のタダシが作った人工知能をもつロボットです。私は家族でこの映画を見に行き感動して泣いてしまいましたが、同時にこの話の奥には"人口知能やロボットの将来像"が描かれているように感じました。

人工知能といえば、最近では第三世代のコンピューター IBM Watson が「コグニティブ・クッキング」でシェフとコラボレーションしたり、人間のクイズ・チャンピオンに勝ったりして大きな話題となりました。またソフトバンクが Papper というバックエンドの処理をクラウドで行うことでコストを下げ手軽に使ってもらえるロボットを登場させました。しかし、AI (artificial intelligence) は以前から存在しており、いくつもの映画や小説で用いられています。そして、ほとんどに共通するものは「善と悪のコントラスト」ではないでしょうか。

例えば、アルフレッド・ノーベルは土木工事などを助けるためにダイナマイトを発明しました。しかしダイナマイトが戦争のための武器として使われるようになってしまいした。また飛行機も空を飛びたいという夢からできたものでしたが、結局は戦争の道具になってしまいました。

このように人間の発達や利便のために発明したものが、使い方によっては人を殺したり傷つけるための武器に変わってしまいます。「人口知能やロボット」も同じではないでしょうか?使い方によっては便利な道具であり、また悪意のある使い方をすれば人に害を与えるもになってしまうでしょう。そのため我々の子供達には進歩が著しいロボットと人口知能に小さい時からアテンションを払い、人の役立つ使い方をしていくように導いていくことが我々大人の大事な仕事だと私は考えています。

* コグニティブ・クッキング(蓄積したデータを解析し自己学習ができるコグニティブ・コンピューターが考えたレシピでの料理)

では、See you soon!  IBM 岡 Web 名刺

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