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「良いお年を」は12/30まで!~年末のご挨拶について

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年の瀬に「良いお年を」というご挨拶を聞きますが、この「良いお年を」について調べてみました。

「良いお年を」を調べてみてわかったこと

1.「良いお年を~」のとあとには「お迎えください」
2.目上の方には「良いお年を」ではなく「良いお年をお迎えください」
3.使用するのは12/30まで、大みそかには「来年もよろしくお願いします。」
4.「良いお年を~」と相手から言われたときは、「ありがとうございます。」

1.「良いお年を~」のとあとには「お迎えください」

まず「良いお年を~」のあとには、「お迎えください」が続きます。「お過ごしください」よりは、「お迎えください」の方がしっくりきます。

年末は、掃除や片付け、ビジネスでは年末締めの支払いなど、多くのやらなくてはいけないことに追われています。それらを乗り切ることへのねぎらいと、良い新しい年を迎えることができますようにという、祈りの意味が含まれています。

2.目上の方には「良いお年を」ではなく「良いお年をお迎えください」

目上の方には「良いお年を」のあいさつではなく、きちんと「良いお年をお迎えください」までつけてあいさつしましょう。その方が丁寧なあいさつです。

3.使用するのは12/30まで、大みそかには「来年もよろしくお願いします。」

この挨拶を使うのは12/30までと言われています。それは大みそかには新年の準備が整っているはずの時期だからと言われています。実際、大みそかにも使われているシーンを多く見かけますが、この言葉の発生した意味からいうと、使わない方が無難ですね。

では、大みそかにはなんというか
「来年もよろしくお願いします。」が妥当です。

4.「良いお年を~」と相手から言われたときは、「ありがとうございます。」

相手から「良いお年を~」と言われた場合の返事ですが、そのまま「良いお年を~」とオウム返しにするのも違和感があります。その場合は「ありがとうございます。」を添えてから「○○さんもどうぞ良いお年をお迎えください」と返すのがよいでしょう。

この時しかしない挨拶だけに、意味や使い方を知らないことも多いですね。

みなさんも、「どうぞ良いお年をお迎えください」

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