情報処理技術者試験シラバス改訂(5/30)と試験対策にシラバスを見るということ
IPAが5/30にシラバスを改訂しています。しかしその後試験の合格発表や採点講評の発表などの新着情報に紛れ、情報処理技術者試験の新着情報から姿を消してしまいました。
現在はここにひっそり載っています。
情報処理技術者試験を受けるとき、シラバスをみますか?さらに試験要綱をみますか?
ほとんどの方が、あまり御覧にならずに受験申し込みをしてらっしゃると思います。
もちろん取りたい資格が明確だから、それを申し込むのは良いことです。
ただ申し込み後に、さて勉強をという時、計画を立てる際に、軸足を決めるのには、試験要綱やシラバスは必要な資料です。
特に、高度系の午後Ⅱに論文試験のある試験種別(ST,SA,SM,AU,PM)を受ける方には重要です。
更に、勉強の範囲を決めるのに、シラバスはかかせません。まだ見たことがない方は是非この機会に見てみて下さい。
さてこの内容が試験受験者には重要です。
今回の見直しでは、
(1)情報セキュリティ
(2)個人情報保護、プライバシー保護、マイナンバー制度
(3)モバイル、IoT
(4)Web、クラウドコンピューティング、仮想化
(5)(1)~(4)以外の新たな技術・サービス・概念
(6)その他、国際・国内標準の制定・改正を踏まえた用語表記の見直し今回の見直しはこれらに加え、既に出題している用語の取込み等、主に用語例の整理・充実を図るもので、出題範囲そのものに変更はありません。
とあります。(出所:IPA情報処理推進機構 情報処理技術者試験 情報処理技術者試験の「シラバス」における一部内容の見直しについて)
シラバスには試験種別ごとに変更箇所を赤字で削除、追加した変更箇所表示版という親切な資料がアップされています。
今回の見直しでは、既に出題している用語の取込みとあるように、必ずしもシラバスに載っているものだけを出題するのではなく、新しいものも出題はしているということを公言しています。
結構情報関係のニュースに目を光らせている方々であれば、知っているというキーワードが多いと思います。
ただ、法制度も、セキュリティ、情報技術はどんどん新しくなります。情報関連のニュースからはますます目が離せません。
情報セキュリティスペシャリスト対策本の紹介