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Linux、Network、Securityを旗頭にしている技術者社長の日記

OSS DRBDサポートを始めることにしました

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1年以上書いてませんでした。この間、Scalixをやったり、ソリトンシステムズさんに出資していただいたり、いろいろなできごとがありました。

そして5月9日、オープンソースのDRBDという製品に関するサポートを開始することを発表させていただきました。

DRBDというソフトは、私自身が6年ほど関わってきました。だから、うまい言い方が思い浮かばないのですが、古巣に返ってきたというのに似た気持ちで発表しました。

Scalixという製品はメール、グループウェアといったカテゴリ、DRBDはディスクデータの冗長化というOS寄りミドルウェア、一見まったく脈絡がないように見えると思います。要求される技術も違うし、マーケットも違います。でも、メールは24時間止められないアプリケーションです。しかも「ディスクが壊れたからデータがなくななりました」とか、「バックアップから戻すから半日待ってください」では許してもらえないでしょう。だからいいメールシステムを実現するには、データの信頼性を確保できることはとても大切です。

データの信頼性とサービスの継続性(落ちないこと)、私はLinuxという舞台でこれらを重視してずっと取り組んできました。だから、私や社員にとっては、Scalixのような製品とDRBDのような製品を同時に取り扱うことに関して違和感はなく、相互補完的に取り組める題材だと考えています。

発表の翌日、ある方が「トレーニングサービスは、とてもびっくりする話題だと思います。」とブログに書いておられました。どのようにびっくりされたのか書いておられないのでニュアンスはわかりません。が、私自身、今回発表したサポートメニューの中で、技術トレーニングサービスは結構重きを置いています。

DRBD Plusという上位商用パッケージ製品もあるとはいえ、オープンソースのDRBDに関するサポートサービスを始めた動機や思い入れを、これから少しずつ綴ってみようと思います。

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