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UbuntuでKodakのスキャナーを使ってみました。

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 最近はLinuxのデスクトップ環境もかなり良くなってきたことからUbuntuでどこまで出来るかというのはいろいろ試しています。今回はコダックのスキャナーを試す機会があったので簡単に手順を書いてみたいと思います。実はプリンターやスキャナーはドライバーがどうなのかな?とおもっていたのでちょっと躊躇していたのですが設定さえすれば問題なく動作します。自分の周りのUbuntu PCが増えそうです。

なお今回はPCDellUltrabookであるXPS13を、Ubuntu12.10を使いました。

スキャナはコダックのi2600です。

http://graphics.kodak.com/DocImaging/JP/ja/Products/Document_Scanners/Desktop/i2600_Scanner/index.htm

さて、手順です。まずはドライバーのインストーラセットをダウンロードしてください。

https://launchpad.net/ubuntu/quantal/i386/libqt3-mt/3:3.3.8-b-8ubuntu3

のサイトでLinux用ドライバーをダウンロードしてください。Tarで圧縮されているので解凍してその中のセットアップを起動してください。

が、しかし、実はこれをやる前にインストールする必要があるものがありました。Mono,QTのライブラリーです。MonoUbuntuソフトウェアデンターを起動、MONOで検索、MONO runtimeを選択インストールしました。QTの方はlibqt3-mtというものを下記からダウンロードして同じようにubuntuソフトウェアセンターでインストールしました。

https://launchpad.net/ubuntu/quantal/i386/libqt3-mt/3:3.3.8-b-8ubuntu3

これでやっと先程のセットアップを起動できます。Setupを起動しました。このセットアップはRoot権限でないといけないようです。なので

              sudo ./setup

のような感じで。PCの性能にもよりますがちょっと時間がかかります。しかし基本的な設定はこれで終わりです。そして最後にもう一つPermissionの設定がありました。セットアップが終了した状態でスキャナーはPermissionがルートになっているのでこのままではアプリを起動するのにいちいちsudoで立ち上げなければいけません。のでこの設定が必要です。そのためにまずはデバイスがどこにマウントされているかを調べる必要があります。Lsusbコマンドを使いました。以下の出力が得られます。

  • Bus 002 Device 002: ID 040a:601d Kodak Co.
  • Bus 005 Device 002: ID 0a5c:5801 Broadcom Corp. BCM5880 Secure Applications Processor with fingerprint swipe sensor
  • Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
  • Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
  • Bus 003 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
  • Bus 004 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
  • Bus 005 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
  • Bus 006 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
  • Bus 007 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
  • Bus 008 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub

 これでスキャナーが/dev/bus/usb/002/002にマウントされているのが分かりました。Ls -alコマンドで見てみると

 crw-rw-r-- 1 root root 189, 129  2 21 16:42 /dev/bus/usb/002/002

一般ユーザーにWrite権限がないのが分かります。Chmod o+w 002 で権限を与えます。

Lsコマンドで以下のようになっているのを確認しました。

 crw-rw-rw-- 1 root root 189, 129  2 21 16:42 /dev/bus/usb/002/002

これで準備はOKです。アプリでスキャナを使ってみましょう。アプリはスキャナ機能をサポートしていればLibre officeでもなんでもいいです。今回はXsaneというアプリをこれもまたubuntuソフトウェアセンターでインストールして使ってみました。

動作は全く問題ないです。皆さんもぜひたんしてみてください。しかし最後のPermissionの設定はもっといいやり方がありそうなので調べます。

Img_2951

上記のような結果が得られます。

なお今開催中のOSC 2013 Tokyoで展示しております。ぜひ実物を見にお越しください。

http://www.ospn.jp/osc2013-spring/

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