【考えてみた】いつかタモリ倶楽部に出るために、何の専門家になろうか?
実はそんな人は多いのかもしれませんが、わたくしの中で『タモリ倶楽部』という番組は特別なものがあり、いつか「●●の専門家」として出演したいと思っております。
ただ、現状そういう可能性が何かあるのかというと、ないですね。残念ながら。
今までの活動内容でいくと、名刺活用の専門家というのがまずあります(一応本も出している)が、タモリ倶楽部で取り上げられるようなものではありません。
そもそもあそこに出ている芸能人のみなさんは、ほぼ名刺持ってないですから。名刺への興味がないだろうと。
歴史上の人物の直筆の名刺とか、そういうものを所有しているのならば話は別ですが、「一般人は自分のことをちゃんとわかってもらえるように名刺に書くべきことを書こう。覚えられるように工夫しよう!」というわたくしの活動は、テレビ的に地味過ぎる上に、彼らにとってちっともおもしろくないと思われます。
それでは文具のほうはどうか?
文具もですねぇ、わたくしにものすごい文房具の知識があるわけではなくて、そういう人選で行くと、文具王の高畑さん始め、上にたくさん超弩級がいらっしゃるんですね。
この「文具に詳しい人」というクラスタはなかなかに猛者揃いでありまして、特にブログなどで発信していないんだけど、そこらの文具屋さんの100倍は詳しい、みたいな人がゴロゴロいます。
わたくしが文具の世界でやっているのは、文具メーカーさんとユーザーさんが交流できるイベント(文具祭り)や、日頃文具の話をしたいんだけども職場や家で聞いてくれる人がいない!という文具仲間と駄弁る会(文具朝活会)を開催することだけ。
ありがたいことに、もう4年ほどになりますので、それなりに「文具の専門家」として認知をしていただけるようにはなりましたが、文具そのものより、「文具を好きな人」が好きなのかもと思う今日このごろ。
ということで、やはりタモリ倶楽部に出られるような要素はまだないのです。
ないならば作らねばなりません。
そこで最近は、人に会うたびに「わたくしはどうすればタモリ倶楽部に出られますか?」と聞いています。(なんちゅう不躾な)
先日、USTREAM番組に呼んでくださったひらまつたかおさんからのアドバイスは「現代の文具でダメならさ、昔の文具は?」
なるほど。矢立や硯、大福帳や和綴じの帳面などですね。
でもこれら、集めるとなると大変そう。筆や硯、矢立などは工芸品という方向性がかなり強そうですので、お金がかかりすぎます。というか個人でコレクションするものではなくて、各地の博物館が所蔵するもののような気がします。
昔の文具の中でも、何かひとつに絞ったほうがいいのかもしれませんね。
実際に番組に出てくる専門家のみなさんも、われわれが想像もつかない、「そんな趣味があったの?」という、存在すら知らなかったものが多いわけです。
そういうスーパーニッチは、タモリ倶楽部への道ではむしろ「王道」ということですね。
狙うならやはりそういうところを突くしかない。
さて、タモさんももうご高齢ですので、いつまで元気でいてくれるかわかりません。(不謹慎なこと書いてゴメンナサイ)
ちょっと急がねばということです。
とりあえずは「江戸時代の文具研究家」「渋谷のステッカー研究家」「動眼研究家」あたりを意識して活動していきましょうかね。
そんなあなたはいかがですか?タモリ倶楽部は「見るもの」ですか?それとも「出るもの」ですか?
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