【読んでみた】身の回りの変人を再チェックせよ?久米信行さんの『すぐやる人の「出会う」技術』(前編)
なぜかここんところ本を読まなくなりまして、インプットが足りない感じになっていたのですが、久しぶりに「読まねば」という本に出会いましたので、レビューといいながら自分用のまとめをさせていただきます。
10年後にこういう生き方をしていたいなと思う師匠、久米繊維会長、久米信行さんの新刊です。
人の生き方って、どんな人と出会うか、どんな人と関わるかで変わってきます。だったら、一度しかない人生、自分にとって最良の人と巡り会いたいものです。
ソーシャルメディアの隆盛により、「縁の見える化」ひいては「運の見える化」も可能といわれて久しいですが、本当にそれを実現している人がどれくらいいるのでしょう?
手前味噌ですが、実はわたくし2011年にそのあたりのことをまとめた本を出版しております。
その中で、「ソーシャルメディアのいいところは、自分とフィーリングの合う人とだけお付き合いできること」と書きました。
しかし、久米さんの本を読んで、「自分の書いてたこと、ちょっと違うかも。」と思い始めたりしています。
それは、自分と気の合う人の中には「気が合うだけで何も生まれない人」もいるし、苦手な人の中にも「自分にとって重要になりうる人」がいるのでは?ということ。
久米さんによれば、気の合う人:普通の人:気の合わない人=2:6:2として、その両端の2割と2割の中に、パレートの法則よろしく2割ずつ「仕事のできる人」がいる!と。つまり、「気も合って仕事もできる人」と「気は合わないけど仕事はできる人」です。全体からすると、合わせても8%です。
この8%の人と、共に歩んでいくように心がけることこそが、出会いの精度アップであると主張されています。
なぜ気の合わない人と付き合わなければいけないのか?ですが、自分と正反対の個性を持つ人、異人の変人とお付き合いをすることで、普段のルーティンの中ではとうてい気づかなかった視点、意見を得られる可能性が高いわけですね。「変人」の重要性については、久米さんが日頃から言われていることですが、あらためてハッとしました。
もちろん、「ただの変な人」ではダメで、「ただものではない人」を見極めないといけないわけで、それは日々研鑽する必要があります。
ここはやはり数稽古でしょうか。積極的にいろんなタイプの方と会うことでしか養われないと思います。わたくしも、比較的居心地の良い文具好きの集まりだけでなく、違うクラスタのイベントにももっと参加して、「最高の変人」と出会えるアンテナを磨きたいものです。
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