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【読んでみた】「心の合鍵」づくりが出会いの精度を異常値に押し上げる!久米信行さんの『すぐやる人の「出会う」技術』(中編)

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ググッてウィキして会いに行け!

これも久米さんがいつも言われていることで、せっかくの出会い、ご縁を普通のものにしないための格言です。
つまり、相手のことを調べられる限り調べてから、リアルで会いなさいということです。

昔と違い、ある程度の方ならば、ネットで検索すれば情報が出てきます。有名人であればウィキペディアにページがあるでしょう。
もちろん、公式な感じの固い情報もあるでしょうが、インタビュー記事やご本人のブログを見れば、人となりや趣味も浮かび上がって来るものです。

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また最近でしたら、ウィキペディアにページがあるほど有名な人でなくても、フェイスブックなど何らかのSNSはやっている可能性が高いですね。
それを探してどんな投稿をしているかチェックするのに何分もかかりません。

そこでどんな準備ができるかといえば、久米さんいわく「心の合鍵」づくりです。
超簡単に言いますと、お互いの共通項、しかも「大好きなものの共通項」です。自分と同じ趣味の人、自分の好みに同調してくれる人を、嫌いになる人はいるでしょうか?ということですね。

アツく語りあえる同じ趣味や、これから自分もやってみたいことなどがあれば、積極的にお話ができますよね。
それでも親近感を持ってもらえないとしたら、よっぽどの冷徹ハートな方かもしれません。むしろちょっと怖い。

相手のことをしっかり調べるのも大事ですが、逆に自分のことをしっかりと伝える工夫も忘れずに。
この本では、メールの署名、SNSのプロフィールにも気を配って、チャンスがあれば相手から「心の合鍵」を感じてもらえるようにすべきであるとあります。

また、名刺も会社のオフィシャルのものだけでなく、いわゆる「二枚目の名刺」と呼ばれるボランティアなどの課外活動の名刺、そして最もプライベートな趣味の名刺も差し出せるように準備をしましょうと。

相手が社会的地位の高い人であればあるほど、実は社会貢献活動にも身を入れているものです。
会社の利益、自分の儲けだけにフォーカスしている人は、すぐに見破られてしまうものですが、逆にボランティアも自分の大切な一部分として活動している人には、それだけで信用が加わります。

こうして、出会いの際に、いきなり相互に「深い交流」ができれば、その後のお付き合いも普通とは違ったものになるのは想像しやすいですね。
わたくしもそこそこは調べてからお会いするほうですが、自分のことになるとちょっと遠慮してしまう傾向があります。2枚目、3枚目の名刺もしっかり用意して、出会いの精度を高めていきたいと思いました。

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すぐやる人の「出会う」技術

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