【まとめてみた】3年続けると専門家になれる説について今思うこと
石の上にも三年とか、商い三年などと言いますが、何でも三年やり続ければ、何とかものになるというのは、昔から変わらないようです。
また逆にどんなことでも三年はやらないと、一人前にはなれないということでしょう。
どうして三年という時間なのかはよくわかりませんが、わたくしも三年というスパンに関してはすごく思い当たるところがありますので、そのあたりメモがてら書き留めようと思います。
わたくしは、文具店に勤めているのですが、2004年ごろから名刺活用の研究をはじめ、2005年から本格的にメルマガや名刺情報専門ブログなどで発信を開始しました。
その後、2008年に新聞から取材をしていただいたのをきっかけに、名刺の本を出したり、ラジオにテレビ、ビジネス雑誌と、各メディアに「名刺の専門家」ということで継続的に取り上げていただけるようになりました。
何となく三年で、名刺の専門家ということで認識していただけた感じですね。
その間やっていたことは、絶えず情報を発信していたことと、そういった活動の中で知り合った仲間とのコミュニケーションを「楽しみながら」取りつづけたことです。
三年というと、1,000日ですので、長いと思われるかも知れませんが、振り返ってみたらあっという間でした。本当にあっという間なんですよねー。
次は「小さな会社のソーシャルメディア活用」という分野です。
2009年の夏だったと思いますが、勝間和代さんがTwitterを始めたタイミングと同時にわたくしもアカウントを稼働し始めました。
なぜか勝間さんがすぐにフォローしてくれたりして、そのおかげでフォロワーさんがドドドッと増えたり、いろいろラッキーもあって楽しくスタートすることができました。
名刺の専門家という肩書があったせいで、ちょっと一目置いていただけたのもあると思います。やはり何かの専門家というのは、会社の肩書きとは違う、何らかのプラスを生み出すようです。
その後はしばらくTwitterで仲間を作って交流した後に、facebookの時代、instagramやPinterestもサブ的に使いながら、google+も一応発信だけはしておく、、、みたいな感じで推移しております。(極めて普通ですね。)
こういうものは、中途半端にやるよりは、どっぷりと浸かってやらないと、なかなかおもしろさとか効果というものはわかりませんので、もうアホみたいにかかりっきりになっていました。
震災の時も、徒歩で25キロ歩く途中、ひたすらツイートしていたほどです。(この時は全国から応援のつぶやきをいただいて、元気が出ました!)
この、ソーシャルメディアという新しいコミュニケーションをとことん運用してみてわかったのは、これはこれからのネット世界において必須となるであろう、「ネットでの立ち回り方」みたいなものを体得するのに非常に有用であること。
そして、これが面白いところですが、会社の中(=普通の会社員)にいても個人としてのブランド力が少しですが増します。特に気の利いた投稿ができるわけでもありませんが、数をこなすことにより、たまに当たりもあったりして、それがフラットなソーシャルメディアの世界で、少しでも浮上するきっかけになるのです。
対応力、文章力も上がります。こんな書き方したらアレですが、うちの社内で他のメンバーのメールの書き方などを見ると、ものすごく差がついているのがわかります。
メールの温度感(冷たい感じのメールしか書けない人っていますよね。)とか、そもそも「てにおは」がおかしいとか、お客様へのメールの返事など見ていると、ちょっとヒヤヒヤしたりするほどです。以前はわたくしも文章なんてまともに書いたことがなく、おぼつかないメールを送っていたことを考えると、やはり進歩したなと思います。
この「ソーシャル力」のようなものは、これからの時代、かなり重用されるのではないかと。
わたくしも、どこかの企業の広報SNS担当に任命されたら、すんなり自然に務められる自信があります。
さてその後、2012年からはまた新しい活動を始めます。朝活への参加です。本を紹介しあう朝活に参加したら楽しくて、幹事に加えてもらいました。
そして、その後しばらくして自分で文具の朝活を開始。これは、そろそろ本業の文具の部分で何かひとつ旗を立てないと!と思ったからですが、肝心の自分はまったく文具に詳しくなく、逆にみなさんに教えてもらおうと考えたのがきっかけでした。
ですから、わたくしは文具コミュニティの場を作っているだけ。フェイスブックのイベントページで「やります!」と言っているだけです。
でも、それをしつこく毎週続けました。(今も続けています。)すると、不思議なことが起こりました。たいして文具に詳しいわけではないのに、「この人は文具の専門家では?」という見られ方をするようになってきたのです。
もちろん、毎週たくさんの文具を見て、いろんな人のお話をお聞きするわけですので、単純に知識は激増しました。それでも、たった数年の付け焼き刃では、10年20年のベテラン店員さんに敵うわけがないし、コアな文具ファンの方の足元にも及びません。
それでも、メディアのみなさんから文具の専門家としてオファーしていただけるというのはなぜか?
これって、結局今までの積み重ねによるパワーに他ならないと思います。
ちっぽけな個人メディアではありますが、名刺から始まりソーシャルメディアと来て、ネットの何らかの力が自分の実力以上に持ち上げてくれていて、三年を待たずして専門家的なポジションを与えてもらえたと。
そんな感触を持ちました。(実際、二年ほどでメディアからお声がかかるようになったのです。)
ということで、いきなり結論といたしますが、「ネットを利用して専門家になる!」という活動をコツコツしていると、新しい分野に打って出たときに、それが認められるスピードがどんどん加速していくのではないか?
つまり、石の上にも三年だったのが、徐々に二年になり、もしかすると一年でもそこそこの専門家になれるのではないかというのが、最近のわたくしの見解です。
まぁ、当たり前といえば当たり前の話ですが。(^^ゞ
文具の次もあります。超ニッチなサブカル分野で、いくつか専門家を目指しています。まずは「渋谷のステッカー研究家」(←これ、何の役に立つかもよくわかりません。果たして興味のある人が他にいるのかもわかんない。でもいいんです。ニッチなサブカルですから。)夢はタモリ倶楽部への出演。タモさんが元気なうちに何とかがんばらねば!
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