【再発見】あぁ、めくるめくTRAVELING WILBURYSの世界、そしてジョージ・ハリスンの人柄について。
まぁ、わたくしごときがわざわざ書くべきことでもありませんが、TRAVELING WILBURYSのドキュメンタリーフィルムを偶然見つけてしまい、(英語が全然理解できないなりに)楽しかったのでちょっと思ったことを。
やはり、これだけのプロジェクトだと、なんだかんだ記録フィルムが残っているんですねー。ファンにはたまりません。
もともと、「Cloud Nine」というアルバムが大ヒットして、シングルカットB面の曲が足りなくなったジョージ・ハリスンが、友人に手伝ってもらおうとしたところから生まれたバンドです。
しかし、その友だちのレベルが凄すぎるわけです。
ELOのジェフ・リン、ベルベットヴォイスことロイ・オービソン、ハートブレカーズのトム・ペティ、そして!ボブ・ディラン。((((;゜Д゜)))
サポートメンバーも超一流。ドラムにジム・ケルトナー、サックスにジム・ホーン、ギターのゲイリー・ムーア先生まで。あ、2作目にはリンゴ・スターも参加してましたね。
そして、肩の力の抜けた、ベテランらしい余裕に満ちた、楽しい楽しいアルバムを作ってしまったと。
これだけのメンバーを、絶妙な人選で集めて、わずか10日間でレコーディングを終わらせてしまったジョージ。
ビートルズ時代は、「静かなるビートル」と呼ばれ、歳が若かったせいもありますが他の3人に比べておとなしい印象が強いですが、逆にその人柄によって、一番交友関係も広く人望があったのは彼だと言われています。
(↑この時から親交があったのかぁ。)
うーん、レベルは全然違っても、彼のようになりたいものです。
若い頃のような勢い、パワーはなくても、長い間の知見や知恵のようなもの、そして本物の人脈によって、いくつになっても素晴らしいプロジェクトを実行できる、大袈裟に言うと人生のピークをいつでも作れるみたいな、しかもそれがめっちゃ楽しそうで。
うーん、理想です。
ロイ・オービソンもリリース直後に急死し、ジョージも2002年に亡くなってしまいしたので、TRAVELING WILBURYSはもう集まることはありませんが、この素晴らしい遺産を時々引っ張りだしては、想いを馳せたいと思います。
↓この頃のウィルベリー一味の作品は全部大好きですねー。
The Traveling Wilburys Collection
Cloud Nine
Mystery Girl
Full Moon Fever