【取材してみた】あなたのスキルを社会にシェアしてみませんか?
この料理教室が開催されたのが3/16ですので、ずいぶん時間が経ってしまいました。(スミマセン!)
実は今、お客さんが自然に集まる、繁盛する飲食店さんの法則をまとめたビジネス書というのを書きたくて、事例をいろいろあたっているところなのですが、御徒町にある寿司処しゅんの中川弘之店長が、ボランティアでお寿司教室の講師をされるということで取材させていただいたのです。
(ボランティアのみなさんで仕込み中)
(始まりました!最初は巻き寿司から。)
この日は、埼玉県で障がいのあるお子さんを支援している「一般社団法人からふる」さんの企画、「キッチンからふる」でのお寿司教室です。
(小さい子は台に乗ってやってます。かわいい!)
突然ですけども、親の本能って何かと考えたら、きっと「自分の子が幸せになるように育てること」だと思うんですね。要するに種の存続です。
こんなわたくしもそうです。アカンことしたら鬼みたいに怒るのも、子どもが夢を持てるようなことを体験させてやるのも、英語の塾に通わせるのも、全部その本能によるものだと思います。
(玉子の飾り切り!みんな興味津々です。)
(おおお!)
(包丁は怖くないもん!)
(あれれ?まいっか。どんまい!)
障がいを持ったお子さんのパパママなら、なおさら「自分がいなくなったあとでも、ちゃんと自立して楽しく暮らしていって欲しい!」と強く願うはずです。
キッチンからふるは、そんな思いを後押しし、 自分のために、そして『愛する家族に、大好きなあの人に、笑顔と料理をふるまえるように』サポートする企画となります。
(次は握りだよー。)
(ギュッと握っちゃったりしてw)
(なかなかの手捌き!)
(お子さんの作品。見事なものです!)
中川さんは、フェイスブックの友達つながりでからふるさんを知り、お寿司屋さんらしく「子どもたちに魚をもっと食べて欲しい!魚について教えたい!」という思いで参加されたそうです。
(みんなでワイワイガヤガヤ)
毎日忙しい立ち仕事なのに、当日は早くから仕込みをざっと30人前、ハンパな気持ちではできません。
でも、絶えずニコニコ笑顔で教えるその姿に、じわーっと感動したのをよく覚えています。
(最後は手巻きです。これがカンタンと思いきやけっこう難しい!)
(ご飯の広げ方のバランスとセンスなんですよね~。)
この企画の担当の「ぐりこ先生」こと江崎智美さんも、「料理のルールを学んだり、譲りあう心やマナーを育んだり。集中力もかなりついてきました。子どもたちの成長に驚きます。ぜひ継続してコツコツと積み重ねていって欲しいなと思います。」と手応えを感じているそうです。
(さて、配膳配膳。)
今はまだ、親やボランティアのみんなで手伝いながらですが、今後は子どもたちだけでやってみる部分も増やしていきたいとのこと、非常に楽しみですねー。
(んじゃ、そろそろいただきましょうか!)
中川さん、お店の宣伝にこういう活動をしているわけじゃありませんが、こういった交流をしたらもう、たいていの参加者さんはファンになっちゃいますよね。先生ですもん。
また、そこからおもしろいつながりもどんどん生まれそうです。
(自分のお寿司、味はどうかな?)
(がっついてます!)
(思わずピース!)
(うまくできました。美味しいね~!)
実際、中川さんはこうしたソーシャルメディアのご縁で活動の幅がますます広がっており、今年はくじら料理のお店とのコラボや、イタリアンとフレンチの「なかがわひろゆきシェフ」との同姓同名トリオでの活動など、目が離せない人のひとりです。
つい最近も、築地にできた期間限定魚食堂「Re-Fish食堂」のお手伝いをガンガンされてますねー。
(キミ!みんなの海老を集めて食べてるやん!)
(わたくしもご相伴にあづかってしまいました。m(_ _)m)
ということで、何が言いたかったのかと申しますと、ご自分のスキル、もっと世の中にシェアされたらいかがですか?何より楽しいし、思ってもいなかったつながりや喜びが生まれてくるはずですよ。みたいな。
例えば「◯◯教室」みたいなのなら、SNSを使えばすぐに開催できます。地味だと思っていた自分の仕事に、興味を持ってくれる人が見つかったり、それこそ未来の後継者候補探しなどにも、こういったスキル共有体験イベントのようなものは、非常に可能性あると思います。
そんなことを考えさせられた、中川さんの課外活動でした。
今度、お店にもお邪魔しますねー。(・∀・)
(中川先生、ぐりこ先生、ありがとうございました!)
※ちなみに、からふるさんでは、子どもたちが経済的にも自立できる仕組みを考えるべく、彼らの描いた絵をもとに名刺を作ったり、そんな活動もしています。