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【年末年始ブックマラソン】『2000万個売れる雑貨のつくり方』

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ブックマラソン二日目。

アッシュコンセプトというメーカーをご存知でしょうか?
いや、メーカーって言っていいのかな?
「デザイン」というコアはあるけど、時にはコンサルティング、時には販売代理店、そして最近は小売業まで始めたから、ひとつの業種では表せない会社なのです。
完全に新しい「立場」で活動しているんだけれど、それは自分たちがやりたくて、パートナーやさらにはエンドユーザーにとって一番よい状態・環境を突き詰めたら自然とそうなった。この本からはそう読み取れます。

というわけで、今回読んだ本は、「2000万個売れる雑貨のつくり方」。
つくり方と言っても、ノウハウビジネス本ではありません。
このアッシュコンセプトという集団を、社長の名児耶秀美さん(男性ですよ)を中心に、雑誌の特集のごとくまとめた一冊です。

アッシュコンセプトを知らない人でも、アニマルラバーバンドカップメンスプラッシュなどはどこかでご覧になったことがあると思います。
どれも初めて見たときには衝撃を受けた商品ばかり。わたくしも、カップメンを知った頃からこの会社のことが気になり、ツイッターなどフォローしてウォッチするようになりました。

それが、ひょんなご縁で、弊社主催のイベント「文具祭り」に出ていただくことになり、自分でも驚いています。
実は9月に行われた第二回文具祭りの反省会をしようということになり、だいたひかるさんとテリー植田さん、そして祭りの常連のみなさんと蔵前に行ったんですね。
でも、ただ反省会をするのではなく、アツい文具スポットにもお邪魔しようということで、カキモリさんというオリジナルノートが作れるお店に伺ったのです。
そのときに、カキモリの社長さんに「どこか近くでオススメのおもしろいショップはありますか?」とお聞きしたところ、すぐ近所にアッシュコンセプトさんが「コンセント」というフラッグショップを作ったからぜひ!と教えていただいたのですね。

不覚にもこの情報を見逃していたわたくし、それは聞き捨てならんということで、みんなで押しかけて、その時にご対応いただいた広報担当の高橋さんが、今度は文具祭りにご参加くださったというわけです。

この本は、その「コンセント」に伺ったときに見つけて購入したものです。

さて、気になるフレーズを拾ってみます。

・創業当初より、「大手流通を介さないこと」をモットーのひとつにしてきた。「考えながら、工夫して売ってくれる小売店との付き合いを大切にしたい」との思いが強い。

・「昔のタブーが、新しいビジネスモデルになるのかもしれない」

・「方針はコロコロ変わります。決めてから動き出すけれど、絶対に守らなければならないものではなく、そのときに正しいと感じることに合わせてきました」

・「自分たちだけが楽しい状態からは、何も生まれない」

・「僕が本当にやりたいと考えてきたのは、デザインのプラットフォームです。デザイナーも、使う人も、小売店の人にも来てほしい。みんなで目的を果たせるような集まり=コミュニティーが出来たらうれしい」

・社員にはよく、「怒られるかどうかやってみろよ。」「怒られたら素直に謝ればいいよ。」と言っています。

ううう、泣けますね。
すんごい共感&小売店(うちは文具店ですが)としてものすごい刺激を受けます。
自分が雑貨を扱ってたら、こういう会社の商品は、何とかしてお客さんに大喜びして買ってもらおうと、すごいがんばっちゃうだろうなぁ。

文具の世界、しかも通販専門なので、ちょっと畑は違いますが、こういう思いで商品を作ってくれている文具メーカーさんの開発担当者さんもたくさんいるはず。
いい商品を吟味して見つけて、そういう方々の思いをなんとか汲み取って、それを本当に求めているお客様にバシッとお届けしたいなと、優等生みたいな思いを新たにした次第です。

名児耶さん、お会いしてみたいけど、お会いするのが怖い気もします。「うーん、君の仕事、全然ダメだねー」って言われそうです。orz

2000万個売れる雑貨のつくり方

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>>なぜ「e-hon」は泣ける書籍通販なのか?

あ、そういえば、アッシュコンセプトの初仕事が、アスクルの代理店向けの「アスクル坊や」のオブジェだったって書いてありました。うちにも当然置いてあります。
知らないうちにお世話になっていたとは。おもしろいものですねー。

さて、明日はこの本にします。m(_ _)m

今日もていねいに。

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