プレゼンのお手本はやはりこの人。
今年の目標が、「お噺」がうまくなることだものですから、自分を表現することに関する情報、書籍を意識的に摂取するようにしておりますが、先日ベタな本を買ってしまいました。
わたくし、売れている本を買うのって、天邪鬼なのであまりしないのですが、これは我慢ができませんでした。本屋さんでパラパラ見るだけで、つかまれまくりです。
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則
ご存知、アップルのCEOスティーブ・ジョブズの独特のプレゼン術について、その要素を「解剖」して解説した本です。
ジャパネットの高田社長もすごいけど、やはりこの人は別格ですよね。英語がからきしダメなわたくしですが、見てると引き込まれてしまう。
あの、友達に語りかけるようなフレンドリーな雰囲気、絶妙の間、シンプルで洗練されたスライド、思いの伝え方、飽きさせない工夫、楽しいデモ、、、、、英語わかんなくても学ぶべきポイントがたくさんあります。
本書のいいのは、「伝説」と言われているいくつかのプレゼンについて、プレゼンに何を表示したか、そしてそのときジョブズは何を喋ったか、表にしてまとめてあったりする部分。これだけ喋った内容を、スライド上のこの1ワードに集約しているのか、、、などと、普段の自分のスライドが、いかに無駄が多いか、というか無駄ばっかりなのかが浮き彫りになります。
思わず、今週末の名古屋でのセミナーのスライド、全部ボツにして、一から作り始めてしまったほどです。(間に合うのだろうか、、、)もちろん、パワーポイントではなく、iPadにKeyNoteをダウンロードして、それでやります。(笑)
マックユーザーではありませんので、全部をiPadで作りこむのはちょっと大変ということで、パワーポイントで作ってからiPadに送って、変換するという作業になり、ちょっと面倒なのですが、まずひとつ、納得のいくものを作り上げたいと思っています。
本を読んでからあらためてプレゼンを見ると、また感慨深いものがあります。ポイントが浮き上がって来るんですね。本書によると、彼はあの超自然体に見えるプレゼン、何ヶ月も前から準備し、何度も何度も「稽古」するらしいです。ホント恐れ入ります。