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小さな会社のウェブマスターがパーソナルブランディングについてごにょります。

今さらながら、小さなお店必携の書。 @hitoshi 氏のツイッター本!

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この本が出てから、もう2ヶ月になろうとしていますので、今さら感があってお恥ずかしいのですが、やっと書評というか、ご紹介をさせていただきます。

実は拙著と発売日が同じで、表紙のイメージもオレンジ色どうしなので、勝手にシンパシーを抱いているわけなんですが、内容は凄まじいです。

さすがに日本におけるTwitter黎明期から利用されて、様々なトライアンドエラーを経験されながら現在の手法・スタイルを確立されただけのことはあります。わたくしのような2009年7月組によく見られる「迷い」や「ブレ」がない!
これ以上ないだろうなという飲食店のTwitter運営のノウハウが、びっしりと書かれています。

間違いなく飲食業や、美容院・美容サロンなど、リピートのお客さんを狙う業界には、必携の書ですね。

で、中村さんの功績として一番すごいと思うのは、Twitter上で予約を取ってしまう!という手法です。今では誰もが知っていますが、よーく考えるとすごいことです。だって他人にやり取りが見えているんですから。(当然ですがTL上がイヤな人はDMでも予約はしてくれます。)

もちろん、当人のホスピタリティー能力が高くないと、逆効果になってしまったり、個人情報にも気を遣わなければならなかったりと、そう簡単に出来ることではありませんが、予約を入れる側からすると、「中の人」との、そのやり取りが何とも楽しかったりします。

まぁこれがTwitterのおもしろさの不思議でもあるわけなんですけど、何だかんだ「人とつながる」「人と会話する」ことって、人間にとって衣食住に匹敵するくらいに欲していることなんだろうなとあらためて思うわけです。

そしてそれが、「他の人にも見られている」こと。
これもなぜかTwitterだと、あまり抵抗なくできてしまうというか、むしろワクワクするような感覚があるんですよね。お店を訪れる前から楽しいなんて、あまりないと思うんですが、これもTwitterならではの特徴です。

わたくしも、まだ一度だけなんですが、豚組しゃぶ庵に伺ったことがあります。
もちろんTwitterで予約してです。公式アカウントのほうでオススメなどを聞いて、予約は中村さんという変則ですが。(笑)「重要な顔合わせの会です」と書いたら、いいお部屋を押さえてもらえましたし、一品サービスもしていただきました。その後中村さんも挨拶に来られて、みんなと名刺交換。ちゃんと最後はリアルでお会いするのがポイントですね。(お店なんだから当たり前ですが)

で、確か全員初めてだったんですが、帰り道は口々に「また来たくなるよね。」「今度○○さん連れて来ようかな。」という絶賛のオンパレードだったのをよく覚えています。
本当に見事な、素晴らしいおもてなしでした。

とにかく読んでみて下さい。
それでもイメージがわかなかったら、中村さんに予約のツイートをして、実際に豚組で食事をしてみるといいです。本に書いてあること、全て合点がいきますよ。

小さなお店のツイッター繁盛論 お客様との絆を生む140文字の力
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